466/529
あなたの罪に
詩のような作品です。
あなたの罪に 罰を授けて 甘い夢をみせてあげましょう
破滅へと誘う その夢は 効きの遅い毒のようなもの
それでもね 確かに 効果はあるものだから
いずれあなたを 絶望へと突き落とし 戻れないようにしてしまう
淡く 甘い 奈落へ誘う
怖い怖いと喚いても 既に手遅れよ 救いなどありはしない
どうして気づけなかったのかしら?
もう少し早く 気づけていたなら 結果だって変わったかもしれなかった
こんなにも暗い 闇の中で 泣くことだってなかったでしょうに
どうして気づけなかったのかしら?
あなたは 引き返せるうちに 気づくべきだった
とろけるような 甘いものは 結局のところ闇への入り口でしかない
光の届かない場所だからこそ 都合のいい そんな顔をしているのでしょう
あなたの罪に 罰を授けて 甘い夢をみせてあげましょう
破滅へと誘う その夢は 効きの遅い毒のようなもの
愛しさも 憎しみも すべて包み込んで
丸ごと 引きずりおろして あげましょう
影が忍び寄ることに あなたは気づかない 気づけないまま滅んでゆく
もう手遅れ 何を言っても 抗おうとしても
誰も救ってはくれない 誰も手を差し出してはくれない 救世主などいない




