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「君とはもうやっていけない! よって、婚約は破棄とする!」告げられたのは、突然でした。
「君とはもうやっていけない! よって、婚約は破棄とする!」
その日は突然やって来た。
「やはり、俺に相応しいのは、もっと上級な女性だ。確信した。君のような低レベル女では俺の妻という立場は勤まらない」
……婚約者ディカードから関係の終わりを告げられる日。
「ではな、さらばだ」
こうして私たち二人の関係には終わりを告げる幕が下ろされる。
もう誰も、その幕を開けることはできない。
◆
あの婚約破棄から三日でディカードはこの世を去った。
道で女性に声をかけて回っていたところその地区を取り仕切っている怖い男の人に注意されたそうなのだが、少しも反省の色を見せず反抗的な態度をとったため、何回も殴られてしまったそうで。その結果、ディカードは命を落としたそうだ。
誰にも愛されず。
誰にも見守られない。
悲しいくらい呆気ない最期だったようだ。
◆
あれから数年が経った。
私は今、父の仕事場の人の紹介で知り合った青年と結婚し、穏やかに幸せに暮らしている。
少し個性のある顔面をしているが、それも含めて彼の魅力。
だから私は純粋に彼を愛せているのだ。
これからも、いつまでも、彼と共に歩んでいきたい……人生という、この道を。
◆終わり◆




