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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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ある朝、婚約者から手紙が届いていて……? ~ハッピーエンドへ突き進む~

 ある朝、婚約者であるザインから手紙が届いていて、珍しいなと思いつつ開封すると『あなたには飽きた。よって、婚約は破棄とする。決定権は俺にある、あなたは何も言わず従いなさい』と書かれた便箋が出てきた。


 唐突過ぎたので念のため本人に確認したけれど。

 誰かのいたずらというわけではなかったようで。

 正真正銘彼が私へ送った手紙だったようだった。


 ……こうして、私と彼の婚約は破棄となった。


 それから少しして私は別の男性と婚約、順調に時が流れ、無事夫婦となることができた。

 縁がなければ一人でもいいや、と思っていたけれど、結果的にはとても良い縁に恵まれることができた。それはとても幸運なことだったと思う。


 せっかく幸せになれたのだ。だから私はこの場所を守る。大切な人、大切な居場所、それらを自ら投げ捨てるようなことはしたくないから。だから、いつまでも、大切なものたちを守りながら生きていきたいと考えている。私も神ではないから何でもできるわけではない、でも、できることはできる限りやっていきたい。守りたいものを守るため、努力はするつもりでいる。


 一方、ザインはというと。


 あの後家でうっかり転んで頭を打ち亡くなってしまったそうだ。

 驚くくらいあっけない最期だった。



◆終わり◆

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