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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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330/350

少々変わり者の婚約者に急に呼び出されたのですが、そこで告げられたのは……?

 変わり者の婚約者ガイルは、ある日のこと、急に私を呼び出した。


 そして告げてきたのだ――関係の終わりを。


「君との婚約は破棄とするゥ」


 平然と宣言する彼の瞳には勝ち誇ったような色が滲んでいて。


「パッとしない君みたいな女は低級だからさァ……とっとと消えろよなァ、俺には相応しくないからよォ、なァ、路地裏にでも消えろよなァ」


 最後に彼はそんな心ない言葉を飛ばしてきたのだった。


 ……だがその数日後、ガイルはこの世を去った。


 その日、山を散歩していたガイルは、一人の美しい女性に出会い、惚れたため声をかけたそうだ。


 だが拒否される。


 すると彼は激怒して女性を殴ったそう。


 その一撃によりさすがに怒った女性は、本当の姿を露わにした――そう、彼女は魔女だったのだ。


 殴られたことに腹を立てていた魔女は、静かに火炎球を飛ばす魔法を放ち、それをガイルに命中させた。


 そうしてガイルはあっさりこの世を去ることとなったのだ。


 一体何をしているんだ……、という感じもするけれど。

 でも悪いのは完全にガイルである。

 ガイルが余計なことをしなければ魔女が怒ることはなかったし魔法を放たれることもなかったのだから。


 ちなみに私はというと、そろそろ良さげな縁談がまとまりそうなところ。


 希望ある未来を信じて、話を進めていきたいと思っている。



◆終わり◆

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