222/240
あなたのふるさとの話
詩のような作品です。
あなたのふるさとの話
いつか聞かせてほしかった
でもあなたはいつも
そういう話だけは避けていたよね
だから聞けなかったんだ
なんだか怖い感じがしていて
あなたのこれまでの話
ほんの少しでいいから聞いてみたかった
でもあなたはきっと
そういう話はしたがらなかったよね
だから聞けないままでいた
なんだか気まずい感じがしたから
あなたが聞かれたくないことを
わたしが無理に尋ねるなんて
そんなことあり得ないから
そんなことするつもりは一切ないよ
これからも
これまでも
たとえ聞きたくても……
あなたのふるさとの話
いつか聞かせてほしかった
それは野次馬的な意味じゃなくて
ただあなたのことを知りたくて
ただあなたに触れていたくて
それだけが理由だったんだ
おかしな意味なんてずっとなかった
でもね
もしいつか話したくなったら
わたしに話してほしい
そう願っているから
その気になったらでいいから
あなたのふるさとの話
いつか聞かせてね?




