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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 6 (2026.1~)   作者: 四季


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208/236

公園の中にあるベンチの近くで小さな子どもと積み木で遊んでいたのですが……?

 公園の中にあるベンチの近くで小さな子どもと積み木で遊んでいた。するとそこへたまたま婚約者ライババンがやって来て。私が積み木で遊んでいると思い込んでしまったようで、彼は眼球が飛び出しそうなほどに衝撃を受けていた。


「お、お前っ……その年で積み木遊びはきついぞ! さすがに! 変すぎるだろう、それはさすがに……ああ、くらくらしてきた……だが言うべきことは言うべきだろうな。幼稚すぎるお前にはがっかりした! よって、婚約は破棄とするッ!!」


 ライババンはそんな風に発してきた。


「ではな、さらばだ。……あーあ、お前にはがっかりだよ。積み木で遊ぶ女とか無理すぎるだろう」


 説明しようとしても聞いてはくれなくて。

 彼はそのまま去っていく。

 こうして二人の関係は信じられないくらい呆気なく壊れてしまったのだった。



 ◆



 あれから数年、私は今、積み木職人として日々活動している。


 積み木を理由に理不尽に婚約破棄された経験から「積み木の魅力をもっと幅広い世代に広めたい」と思うようになり、積み木職人への道を歩み出したのだが、思ったより向いていて――それはやがて天職として私を幸せへ導いてくれた。


 意外なところから見えてきた道だったけれど、この道に巡り会えたことを、今の私は『何よりも大きな幸せだった』と思えている。


 ちなみにライババンはというと、あの後少しして痴漢で逮捕されたそうだ。


 なぜに痴漢……。


 噂を聞いた時は驚いた。

 私が知る彼はそういう感じの人ではなかったから。


 けれどもそれは事実だったようで。


 彼は社会的に終了したのだった。



◆終わり◆

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