「バレンタインですからね」
2月14日はっ!
朝から世の中が、そわそわモードの1日♪
下駄箱・机の中・屋上?・地中?
23時59分59秒まで諦めないで下さい!
と言えば、誰だって分かりますよね?
そうですっ!
1994年5月に全国煮干協会が制定した
『煮干の日』ですっ♪
に=2 ぼ=棒=1 し=4
らしいです♪
ぼ=棒の部分は許してあげましょう(汗)
今日も、特段なにの予定もなく
2人で街を歩いていると
視界に入るお店は、右も左もどこもかしこも
鮮やかなワインレッドです。
「バレンタインだからね~」
「そうだな」
そう言うと、急に彼は歩く足を止め
どうしたのかと私が顔をのぞき込むと
何やら真剣な表情をしております。
「どうしたの?」
「チョコ」
急にどうしたのでしょうか?
チョコが食べたいのでしょうか?
「チョコが食べたいの?」
「違う」
「チョコを買ってくれるの?(嬉)」
「ち、違う・・・(泣)」
「北海道に行きたいとか?」
「何でだよっ!?」
「美味しいチョコを求めて♪」
「欧州に負けないチョコの地か?」
けれど、彼の表情は余計に寂しそうになり
どうやら、答えは北海道のチョコではないらしいです。
「一体どうしたの?」
「チョコが、欲しい・・・」
「チョコなら毎年沢山貰っているじゃない?」
「た、沢山ではないが・・・」
「数は知らないけど貰っているよね? 2次元で」
「・・・でも、あれはスタンプやフォトで実際には」
2次元の風習は私には分かりませんが
現実と同様にリアルタイムで沢山の人達と
年越しなら新年を祝ったり(妙に通信遅くなる・・・)
クリスマスを祝ったり?(主に発狂している?)
バレンタインにはチョコを渡したり(データで?)
色々して居る様ですが
「それなら、一緒に買いにお店に入る?」
「既製品じゃなく、手作りでお願いしたい」
「えぇ~ 手作り~?(困)」
「お願い出来ないか?」
珍しく彼からのお願いですが・・・
手作りチョコですかぁ~
多分ですけど、チョコを作るのって
体力が結構必要って分かってませんよね!?
固いし、重たいし、気を使うしっ!
「材料とか買わないとだよ?」
「作ってくれるのかっ!?(嬉)」
何やら、先程の寂しい表情が
太陽の様に明るい笑顔になりましたけど・・・
手作りチョコでそんなに元気になれるのでしょうか?
「でも昨日、爪を切ったばかりなんだけど」
「???」
「髪の毛は、いつでも用意出来るけど・・・」
「?」
「血は・・・ 痛いけど頑張るね?」
「!?」
ふと、彼の顔を見ると
先程までの太陽の様な笑顔は消え
今度は青ざめているようにも見えます。
「大丈夫?」
「い、いや・・・ やっぱり既製品で良いです(泣)」
「あははー 冗談だよ♪」
「えっ?」
「バレンタインチョコに異物を入れるなんて」
「なんだ、冗談か・・・(汗)」
「あんなの都市伝説だよ♪」
「だよな。 ネタだよな。」
いつから、どこからなのか分かりませんが
バレンタインチョコレートの中に混ぜて
相手に食べさせると両思いになれるとか
色々と根拠の無い噂が今でもあるようですが
「ふふふ。」
「???」
「何でもないよ♪」
「えっ・・・?」
手作りチョコレート♪
隠し味は隠れているから隠し味なのです。
茶葉そのままとか、もずく酢とか
焼き肉のタレとかの使用はご注意下さい♪
煮干し・昆布・タマネギとかとか
チョコに隠し味として入れるのは
結構、難易度が高いですね~
チョコを隠し味に使うのは
意外とありなのですが♪




