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「誕プレしてみました」

今日は誕生日っ!!

(誰かの・・・?)

今日は彼の誕生日。

なので、少しだけサプライズ的な物を色々と用意して

彼の家にお邪魔致しております。


「ねぇ!」

「なんだ?」

「誕生日の準備をしたいのだけど・・・(///)」

「別に構わないぞ?」

「キッチン借りても良い?」

「良いぞ?」

「あと、30分くらい部屋で待っていて欲しいのだけど」

「分かった」


彼には部屋へ戻って貰い、その間にちょっとした料理と準備を

色々と始めます。


「最初に料理をしようかな?」


料理と言えるか分かりませんが、ホットケーキを焼きます♪

用意する材料も少なくて済むし、道具もボウルとフライパンがあれば

何とかなるし♪


「焼き焼きホットケーキ♪」


ホットケーキを焼くのは、結構得意な方だったりするので

作業を始めてしまえば、次々と焼き上げることが出来ます♪


混ぜた材料分のホットケーキを焼いた後は

簡単にテーブルクロスや小物を置いて

少し誕生日っぽくアレンジです♪


ロウソクはホットケーキには刺したくない気分なので今回は無しです。


「誕生日仕様はテーブルの上のみです!」


後は、一応お祝いなので身なりを整え

時計を見ると予定通り30分で準備完了です。


「準備出来たよ~♪」

「今行くよ」


リビングのドアを開けたら大きなハリセンで叩くのは

日常生活でも有りなのでしょうか???

とか考えてみましたが、無しだろうと想ったので

普通に迎えます。


「お誕生日おめでとう♪」

「あ、ありがとう」


そのまま、飾り付けしたテーブルへ案内をして

私は彼の横に立ちます。


「どうぞ、お召し上がり下さいませ」

「・・・ホットケーキ?」

「誕生日ケーキと言う事で♪」

「まぁ、一応ケーキだな・・・」


やっぱり・・・

誕生日ケーキにこれは不満なのでしょうか?


「あの・・・」

「うん?」

「どうしてもと言うのでしたら・・・」

「???」

「仏壇のロウソクを刺しますか?」

「おいっ!」


やっぱり、誕生日ケーキにはロウソクだったのですね!


「2本くらいが良いですか?」

「2本って・・・」

「もしかして、年の数と同じ本数じゃないと嫌ですか?」

「そんなに刺したらホットケーキの形が無くなるぞ!?」


慌てて仏壇へロウソクを取りに行こうとしたのですが

彼に止められ、結局ロウソクが必要な事態にはなりませんでした・・・


「では、冷めないうちにお食べっ!」

「急にキャラを変えるなよっ!」

「あっ! ホットケーキにチョコペンで何か書く?」

「う~ん」

「何でも良いよ? 書いてあげる~」

「じゃぁ、猫パンチには敵わない! と書いてくれ!」

「なにそれ・・・」

「意味は無い・・・(汗)」


とりあえず、面倒なのでホットケーキが黄色ですから

トラ猫になる様に模様を描いて早く食べて貰う事に。

猫パンチには敵わない!はもう一枚のホットケーキに

一応書いてみましたが、チョコペンで漢字は難しいですね・・・


「あっ!」

「今度は何だよ??」

「あ~んってしますか?」

「えっ? いや別に・・・(///)」

「はい、あ~ん♪」

「あ、あーん(///)」

「・・・・・・」

「?????」


少しして、彼はやっと気が付いたみたいです。


「あ~ん♪」

「・・・・・・そっちか!!」

「(ぱくっ!)」

「俺が食べさせる側!?」

「(もぐもぐ♪)」

「美味しいか?」

「美味しい♪」

「そうか・・・(泣)」


にゅふふ

誕生日だからって、至れり尽くせりとは限らないのですよ~♪


「ふに♪ ご馳走様でした~」

「今日、俺の誕生日・・・(泣)」

「また今度ね♪」

「今度って、来年だろ!?」

「にゃはは~♪」

「誤魔化した!?」


チョコペンで気が付いたのですが・・・

やっぱり、ホットケーキはバターとシロップのみ!

の方が絶対美味しい!

と言う事が、再認識させられました。




のんびり続きます♪

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