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とある魔法使いの娘の呟き 088
その後、我先にと自分の特産物を家政婦長に貢ごうとする高官の皆さん。
うん、私いらなかったかも。
まあ、これで食器の手配もできて、高官の方々にも恩が売れての一石…何鳥だろう?
そうこうしていると、準備のため退室していた王様、王妃様、王女が戻って来られた。
「…陛下、護衛と侍女を各二名ずつの計十七名となりますが、よろしいでしょうか?」
王様が、家政婦長に群がる高官たちに一瞬目を遣ってから、未だに私の後ろに隠れていたお婆様に話掛ける。
「…え、ええ、送り先の都合上、二・三人ずつ送ることになるけれど、それは大丈夫?」
話しかけられたお婆様は、若干震えながらもそう答えられた。
…どんだけ皿を割ったのだろうか?
もしかして、作業着(メイド服)で来られたのって…うん、深くは考えまい。




