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とある魔法使いの娘の呟き 078

「へ、陛下!?」


 一番初めに動き出したのは王様で、未だに呆けている王妃様を誘う様にお婆様の前に進み出る。


 それに驚いた近衛騎士たちが慌ててその後を追うが、王様が膝をつき右手を左胸に当て頭を垂れるというこの王国の最高礼をとった瞬間、その場に立ち止まり己が王に習い膝をつく。


 その状況に、お婆様がどういった立場の人物かを理解した王妃様やその会議室に居た方々が遅れながらも王に習って膝をつく。


「顔をお上げなさい。今の私は孫が心配で駆け付けた私人に過ぎないのですから」


「いえ、いくら私人と言われましても魔王妃様である貴女様に、礼を取らずにその場を流したのであれば我が国の恥となり、末代まで笑われてしまいます」


 お婆様が王様たちに畏まらないで欲しいと声をかけますが、王からの返答は当然のように拒否されます。


 ああ!!もう話を進めてもいいでしょうか!

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