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とある魔法使いの娘の呟き 101
「で、魔王城に集まってもらったことと繋がってくるのだけれど…とっ、その前に護衛の騎士と侍女たちにはこのまま立ち会って貰った後で、記憶の改竄をさせてもらうので、ヨロシクね♪」
さらっと怖いことを言う曾お婆様に、王様たちの顔が引きつっています。
「それはしなければならないことですか?」
王様が不安そうに曾お婆様に聞き返しています。
「ええ、貴方の王国に余計な火種を持ち帰りたくないでしょう」
優しい物言いの曾お婆様であるが、その雰囲気はとても重苦しい。
「…承知致しました」
王様は、曾お婆様のなんとも言えないプレッシャーに浴びながらもそう口にしました。
「まあ、貴方たち二人には制限を掛けるだけで、記憶は消さないから安心してね」
そう王様と王妃様に付け加えるのですが、何が安心なのでしょうか?




