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エメラルダの卵  作者: 佐藤 綾
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クリステル=アディール 7

翌日、さっそく学園の求人を見に行ったクリステルは、研究所関連の求人を見つけ、先生に会いに行った。


「えーっと、研究所の雑用を希望ですと!アディール家はご存知なのですか??」

頭を抱えたトランス先生は、クリステルに答えた。

「これから報告するつもりです。王家のために在学中に役立てることをみつけたいのです。」

「ああ、王家の婚約を打診されているのでしたね。こんなことしなくても、婚約は決まると思いますがね。他の婚約者候補もいまいちのようですし…」


先生は、婚約のためになにか成果をだしたいのかと、誤解をしているようだった…


「とりあえず、父にも話しておくのでよろしくお願いします。」

「分かりました。研究所の分室が、騎士科の搭にあるので事前に見学したらいかがですか?」

「わかりました。ありがとうございます。」


☆★☆


学園には、本搭、騎士搭の2つに分かれている。本塔と騎士塔をつなぐ部分に職員室や食堂などがある。本塔は、学業優先に学べるところで、クリステルやフィンが在籍している。騎士科は、王家直属にお守りする近衛兵隊から、国内を警備するもの、国外へ行くものなどのために、剣や礼式などを学べるところである。本搭と騎士搭の生徒が交流することは、めったにない。本搭と比べて騎士搭は平民が多く在籍しているからだ。エメラルダでも多少なりとも、身分制度があり、貴族と平民でも住む地域なども異なる。


クリステルは、あまり来たことがない騎士搭にゆっくりと足をふみ入れた。

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