第8話 4月24日 16:00 美笠高等学校 格技場
久々の更新です。
お待ちしていた皆さん大変長らくお待たせいたしました。
しかし、今回は短め&また更新が遅れるかもしれません。
そんな状態でありますがそれでも!それでも完結目指して頑張っていきますのでどうか皆様ご声援ください!!
「な、なんなのこの戦いは……?」
決闘が始まって少したって。 早くも僕はただ審判するのを忘れて(忘れていなくともできそうにはなかったが)ただただ見入っていた。
「………。」
この僕、逢河耀家が見たままを説明させてもらうと。
眉間ど真ん中を打ち抜くパンチをギリギリのタイミングで無駄なく躱し。ているように見え。
重い蹴りを放てば 鋭い突きで防ぐ。ように見えた。
……説明が単調かつ幼稚になっている。こんな説明しかできない自分が情けない。
正直某バトル漫画の如く、いやそれ以上に動きが早すぎて目が追い付かないのだ。
正直に言おう。動きが全く分からないので説明しようがない。
読んでいる方は展開が理解できず大分もどかしいであろうが、それはこちらも同じ。
説明したいのに戦いを見ることができない以上説明のしようがない事が大変もどかしいのですから。
「……。」
ふと横を見ると漣さんの実力を知っている寳野さんさえも唖然として見入っている。どうやら目の前に戦いはとんでもない領域の戦いらしい。
結局が起きているのか分からないのだがこれだけは言える。言葉を忘れて魅入ってしまうだけの価値がある戦いだという事だ。
そこまで考えてふと思い出す。
『ふん。大したことはない。こんなもの俺はまだまだ本気を出していない。』
……ついこの間たくさんの不良を無傷で勝利した鼎君を称賛したとき彼が僕に言った言葉だ。
あの時僕は謙遜しているとばかり思っていたが、この光景を見れば彼の言っていたことが本当だったということがよく分かる。あっさりやられたあの時の不良達がかなり可哀想になってしまいました。
「……すごい……。」
全力を出して只管ぶつかる。
人が持つ戦いという本能が反応したのかもしれない。
何となく格闘技の試合が人気がある理由が分かったような気がした。
白熱した戦いに僕も思わず魅入ってしまう。
しかし。
『こらー先生!』
『レンレン様を殴るなー!』
と、すさまじいくらいに水を差す野次によってその感動が遮られた。
「「…………。」」
僕と寳野さんは絶句。
僕、そしておそらくは寳野さんも心の中でこう突っ込んだに違いない。
「お前等が言うなお前等が。」と。
この2人の彼女に対する好意を感じとれる。
が、多分この2人はそもそも自分達が彼を決闘させていることを忘れてしまっているのだろう。
「ねえ逢河君。そこの彼らは馬鹿なの?」
「ええ。本物の馬鹿です。」
『『おい。人を馬鹿呼ばわりなんていい度胸じゃないか。』』
「そんなこと言われても……誰が見たって馬鹿だよ。君達は。」
いくら向こうが同意したとはいえ闘わせておいてこの言いぐさは無いんじゃないだろうか?
そんなことを考えている間に向こうの戦いは佳境に差し掛かろうとしていた。
「強いな……。どうやら男子相手に負けなしというのはただ単に弱い奴ばかりだったというわけではないらしい。」
「そういう貴女も。お金で雇われるだけの事はありますね。」
「蹴りのフェイントを入れた後でアレをするとはな。」
「そちらこそ、アレを喰らうことで行動を制限させてさらに無傷なんて考えられませんよ?」
……よく分からないが高度の戦術を織り交ぜた決闘が行われていたらしい。
なんだろう。ものすごく気になるのに戦闘の速さが肉眼では追いつかないせいで詳細が全く分からない。
『チョーカー』の録画機能にスーパースローカメラの機能が無いのが惜しまれる。
「一つ提案があるのだがいいか?」
「どうぞ。」
「今まで牽制ばかりだったがここで一気に決めないか?このままでは決着がつかない。」
「異議はありませんよかなえ様。私も次の一撃に全力を注ぎます。」
それを聞いて僕は思わず「あれで本気じゃなかったのかよ!」と口に出したくなる衝動に駆られるが、電話の向こうの2人のように場の空気を壊したくない僕は黙る。
「行くぞ。」
「ええ!」
2人の距離は5m。
一歩踏み出し。
そして。拳が交差し。
「「………え?」」
拳を突き出す2人がそんな声を出した後。
勝負は決まった。闘っていたうちの一人が倒れることによって。
「聯!!!」
漣さんが倒れた事によって。
誕生日:12/4 血液型:A クラス:1-1
身長:168cm 体重:55kg
得意科目:英語 苦手科目:現代文
好きな食べ物:天丼 嫌いな食べ物:なし
直原&ハリヤマ両名が漣聯を打倒(交際)する為に用意した『最終兵器』。
正体は鼎。公式設定も準備されており、本土の女子高に在籍、趣味は茶道・華道で高校ではスールがたくさんおりハーレムを築いている。といった重厚(?)な設定が用意されているが、残念ながら本編では割愛されている。




