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歌謡曲雑感  作者: 前田智
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おや、今やプッシュフォンも無いんですが?

古いことが思い出せなくなるのは恐怖でもあり救いでもあるでしょう。人にもよるでしょうが、現代の契約社会はもうちょっと融通が利くようにならないと、軋轢が生じるような気がしてなりません。クマには冬眠が必要な筈です。夏がこんなに暑かったり、冬があんなにあったかいと、調子が狂うクマ。

 こんな文章を書き連ねておいて何なのだが、気がつくと妙に記憶の年代があっていないことがある。齟齬がある、と言うべきなのだろうか。やはり日本熊だけあって、季節の変わり目が正月ではなく春に置かれているためなのだろう。そうこうしているうちに日本蹴球も「世界基準ににあわせて」とかで、夏に切れ目を入れるようである。こんな暑い時に?J開幕しても諸外国もそろそろヤバいでしょ。ヨーロッパなんて死人が出るんでないかい。熱波のせいで。「猿の軍団」でも暗に語られてましたが、未来に飛ばされると灼熱の世界を生きるようになるんでは?あの最終回の続きを知りたいものです。一人だけ未来方向に飛ばされた彼がどうなったのか。暗示する映像はありましたが、その後何らかのフォローあったんでしょうかね?あんまり再放送もやらないドラマなもので、そうか、あの辺からコンピューター信用出来てないんだな。自分の都合のいい方に世の中(仕組み)が動いてくれるとは限らない。それでも因果は応報である。そんなドラマだった気がするのだが、何分幼稚園通園時のドラマです。同時期に「宇宙戦艦ヤマト」も放映してましたが、チャンネルの主導権は当時愚兄にありまして、私と何故か父は別室の14型の白黒テレビで「宇宙戦艦ヤマト」を見ていたものです。そう、この頃、1974年は幼稚園行ってたんだった。当時はやっていたのがフィンガー5。特にお子様には「恋のダイヤル6700」でしたね。「りんりんりりんりんりりんりりりりりん」という感じで晃君が歌っていた筈なんだけれど、具体的な映像が思い浮かばない。「学園天国」や「個人授業」は尚更である。同年にはガロ「学生街の喫茶店」もあったのだけれど、こちらは更に印象が無い。というか当時からこの歌、古い歌だ、と思い込んでいた節がある。歌の内容が懐古的だし、ボブディランはビートルズと同時期じゃん。そこに彼女と昔ここに来たね、という歌を歌われたら、そりゃ古い歌だと思うでしょ。うん、モノを考えられない子熊こものだわな。でも当時、家にあった電話は地元農協が主催する有線電話でしたから。ダイヤルNOナンバーは4桁の整数。よくイタ電しなかったものだ。いや、もしかしてしてたのか?市外局番のある黒電話(電電公社という公共機関がやってました。現NTTね。)は、地区に一台だけ赤電話が別のお宅にあっただけでした。我が地元でそれが一般家庭に普及したのは小学校入学後だったっけなあ。いやあ、凄い田舎だ。熊もいたし。プールの存在も知らなかったもんな。川で泳いでいて溺れかけた記憶まであります。今では近くの川も上流の汚染が酷くて安心して泳げやしませんが。「猿の軍団」、後年、アメリカ映画で映画「猿の惑星」の続編が上映されましたが、同映画のオリジナルの日本のリメイクにあたる(んだよね?)このテレビ番組はかなり作り込まれていて、同年代の子供の心には。「はだかの猿」という言葉が刻み込まれました。ちゃんとは思い出せないのですが、時間移動を可能にするコンピューターが登場したはずです。そんで、その機能で未来に飛ばされたものは、次に飛ばされると元の時間に戻る、でも同時に飛ばされてもまだ飛ばされたことが無いものは、そいつだけ未来に飛ばされるという筋書きだったはずです。何か色々説明があった気がしますが、当時の幼稚園児に判ろうはずもない。いずれ、未来で出会った人間とは一緒に過去へは戻れない、といった最終回で、フィクションとはわかっていましたが、もやもやが残る展開ではありました。今考えると、よく出来ていたなあと。そう、自分の知らない決まり事を押し付けられるかのような流れは、一期一会、という言葉はまだ知りませんでしたが、そこに繋がっていくSFとして、今でも印象的です。クマなのに。あくまでも。

昔の事が思い出せないのは、くまの場合、健忘症でしょう。でも、それでも、人間に害をなしてでも、野生の熊は生きようとするものです。それが自然の摂理というモノくま。それを理由に駆除されるのも納得がいかないクマよ。その内、熊の反撃があるかもよ。

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