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なんか強いトカゲとの死闘(後編)と、トカゲの正体

ワーオ!総合pt1100とブクマ300人ありがとう

ございま~す! 記念に金子隆二とアレウスのイラストを

描いて見ようかな~と、思いま~す!

57話


「や、ヤバかった…………」


時は遡り、10秒前。


(うおおおっ!?!?)


巨大トカゲ・イビルザードは体温が上がったことで

本調子になり、あまりにも巨体に見合わない速度の

拳を放ってきた。アレウスは攻撃を避けるに至る

動作を行うことが出来ず、咄嗟に後退することで

衝撃を和らげた。


(ぶつかるっ!!)


パワードスーツ無しで遷音速まで加速してしまい、

木にぶつかるだけで即死なので、スーパーウィンド

クロウを発動することで、木々を賽の目に切り刻んだ。


(後は反射で蹴りまくる!!)


次々と近づいてくる木製ブロックを反射的に

蹴り続ける事で、反作用で自身の運動量を

減少させ、やがては着地することに成功した。


ここまでで10秒が経過した。


「さぁて、どうなることや…ラッッ!!」


遠方で豆粒サイズだったイビルザードが一瞬で

巨壁サイズまで大きくなり、太い腕を振り

下ろしてきた。対してアレウスはスレスレで

回避を行いつつ、関節を外すことによって

若干伸びるパンチをカウンターで入れた。


『ウガアッハアッ!!』

「サイクルクロー!」


イビルザードもカウンターの火炎放射を

放ってきたので、アレウスは回転技で

ダメージ軽減した。


『ギッシャシャシャーー!!』

「うおおおおっ!?!?」


爪の先端部のみ丁度音速に達する乱れ引っ掻きを

繰り出してきたので、勘と反射と限りなく反射に

近い動作予測で衝撃波をどうにか掻い潜った。


「!、しめた!」


アレウスは今まさにこちらへと倒れてきている大木に

跳び移り、また次の大木へ、そしてまた次の大木へと

移り続けた。


『チョコザイナ!!』


狙いを済ませた斬撃を放つも、アレウスは既に

次の大木に足をつけていた。そして再び斬撃を

繰り出したところで、新たなる空中の足場を

作るだけである。


『コレダカラチッコイニンゲン族ハ……グッ!?』


いきなり何もない場所に裂傷が発生した。


『キサマノ飛ぶ斬撃カ!!』


イライラして視野が狭まった所を見えない

音速の斬撃が襲いかかった形だ。


「うおおおおっ! 一気に押しきってやるぜえっ!!」


飛散する木片に紛れ、常に死角から飛ぶ斬撃による

一撃を加え続ける。


『ナラバ周囲全テヲ、フキトバスマデダ!!』

「雷!?」


全身から生えるウナギのヒゲのような器官から、

高圧電流を放ち始めた。電流そのものも即死クラスの

驚異だが、被弾した木片1つ1つが大爆発を起こすため、

爆弾だらけの戦場を走っている状態になった。


「しっし! しっし! しっし! しっし!

あっち行けー!! ゴッ!?」


金属故、避雷針になりかねない籠手をしまい、

その辺を飛んでいる木片を関節を外した両腕で

弾き飛ばしながら、電撃を回避し続ける。たまに

被弾する木片が地味に視界をぶれさせる。


『見ツケタゾ!』


そうこうしていると見つかってしまい、

尾を振り下ろされた。


「しゃらくせぇ!!」


殺陣的気配察知で相手を見ずに避け、返しの一撃で

超音速の棒を頭に叩き込んだ。


「へっ! 如意棒顔負けの棒術を味わえよ!」


腕関節を全て外すことで、ただの長棒をまるで

三節棍のように扱い、一方的に高威力の連撃を

叩き込んだ。


『ヌグゥ!! 近寄リサエデキレバァ!!』

「そーだな」


そう、アレウス身体を掴むことさえ出来れば

イビルザードの勝ち確定なのだ。だがアレウスは

イビルザードの1挙動1挙動を妨害するように、

長棒で殴り続けているため、イビルザードは

いつまでたっても近づけないのだ。


『ナラバ』


口に炎を溜め込むも…………


「ホウアッ!!」


先端速度マッハ2.2の振り上げを顎に叩き込まれ、

炎の暴発と合わせて大ダメージを負う結果となった。


『ナラバ!』


魔力と気功を混ぜたエネルギーを腕から放った。


「んなの今更効かねぇぜ」


が、既に動作を学習していたアレウスには通じず、

相変わらず頭を殴られてしまった。


『グヌヌ…………常勝無敗ノ、イビルザードサマガ、

押サレテイルダトォ…………』


HPは既に1割以下。攻撃は既に学習され、

なす術が無い。


「決めるぜ、超速打百列叩き!!」

『グオオオオオオッ!!!』


10連続の棒叩き技『速打十列叩き』を

再現することで成した超音速の100連撃を

食らわせ、イビルザードを完全討伐した。


「お、剛術家もマスターだな。次は柔術家を

極めるとしようかな?」


ティラノサウルスすら可愛く見えるレベルの

イビルザードを討伐したのだから、中級job位は

一気にレベルカンストしてもおかしくない

というものだ。


「さてと…………何回か吹き飛ばされたけどよ…………

ここどこ…………?」


完全に迷子になってしまった。


1時間後・アグロフラッシュのギルド


「アレウスおっそいなー…………」


クラフトが、中々帰ってこないアレウスを心配している。


「強いモンスターの尻でも追っかけてるんじゃない?」

「珍しく冴えたこと言うな!」


マリリンの発言をレイルが褒めた。


「でも1時間半も居ないのはおかしくないかな?」


ジェルマンが時間的な違和感を指摘した。


「実は珍しくモンスターに負けて、あまりにも

悔しかったからずーっと部屋で筋トレしてるとか」


ミューがありがち(?)な事を言った。


「あっ、明日はアレウス様と筋トレの撮影が

あるのでした。ミュー様も来る?」

「行く行くー! クラフトも来ようよー」

「そうだな」


と、ここで……


「たっだいま! モンスター追っかけてたら

迷子になってました!」


精神的に疲れた様子のアレウスが帰還した。


「お帰り、マジでマリリンの言う通りだったな!」

「へっへーん。レイル~、このマリリン様を

末長(すえなが)(あが)めたまえ!」

「何でだよ…………」


「お帰り、どんなモンスターを追いかけてたの?」


見慣れたガヤペアの口喧嘩を他所に、ミューが

モンスターについて聞いてきた。


「ああ、デッケェゴリマッチョなトカゲでよー、

10mの円周を消滅させるエネルギー弾を始めと

して、俺が即死する肉弾の威力、俺並のスピード、

火炎放射も吐いてたな。あ! 忘れちゃいけねぇのが、

手のひらサイズの木片をダイナマイトのように

爆ぜ散らす威力の高圧電流だな!」


「おいおい…………そりゃまた、SSS級最上位クラスの

モンスターと遭遇してねぇか?」


クラフトが呆れながら聞いてきた。


「うーん、確かに喋れる程の知性もあったし、

ティラノサウルスや岩竜王より断然強かったから、

そうなのかもな」

「どんな名前でしたの?」


イシュタルも楽しそうに聞いてきた。


「確か…………イビルザードだったかな」


「「「「………………」」」」

「えっ……?? 何??」


その言葉を聞いた古株4人がいきなり絶句し、

ミューは戸惑った。何故ならそれは……………………


「アレウス、それ、名前だけ知られてる

魔王軍の幹部だぞ…………」

「あたしも図書館でしか見たこと無い

名前だよー…………」


喧嘩していた2人が、半ば頭の処理が追い付かない

様子で言葉を発した。


「だとしたら…………」

「うん、魔王軍に動きが見られるね」


冷静な2人は次に起こるであろう事を話した。


そして…………


「お前たち! 緊急出動命令を下す!」


少し慌てた様子のジャンヌが現れたかと思いきや、

いきなり指令を下してきた。


「他のギルドメンバーと連携し、魔王軍の

進撃からグラス・コープを防衛するぞ!」


落ち着き払った様子のレオナルドから、

指令内容が言い渡された。

武器(両手槍)


ソルジャーから派生した中級以上のjobが使う長い槍。

リーチと破壊力に優れ、近距離と中距離の境目を薙ぎ払う

強力な武器。取り回しが難しく、格闘・武器術的な技術

持ちの人形モンスターとは相性が悪いが、大型のモンスター

相手だとガード性能も合わさって強力な武器となる。

リアルフィジクスモードだと、一般人の筋力ではまともに

持つ事も叶わないが、アレウスなら近々使いこなす姿を

見せつけてくれることだろう…………


ブクマ、評価、感想やレビューがとても励みとなって

おります。今後とも作品の質の向上に努めたいと思います。

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