表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

25/241

遂にインタビューを受けたビルダーDK

・MPについて


ノーマルモード : 特技や魔法を使用する際に消費するステータス。これが多いほど強力な技を何度でも使える。


リアルフィジクスモード : 学力やIQが高いほど高くなる。MAGの項で学力はあまり関係ないと供述したが、MPが少ない魔法使いは役立たずなので、結局学力が高い方が良いのである。

アレウスは平均すると普通だが、クラフトという学力最強の友が居るので、今後強化する余地は十分にある。


すいません、2話目は21時くらいになりそうです。

24話 


~アグロフラッシュのギルド~


「戻ったぜ~」

「ただいまー!」


レイルとマリリンが帰ってきた。


「クエストはもうこなしたのか」


隊長のレオナルドがテレビの前でくつろぎながら、

2人に声をかけた。


「はい。雑魚は瞬殺出来てしまうので、速攻クリア

してしまいました」

「レイルが苦手なボスは、あたしの魔法で倒しました!」

「あれくらい別にどうってこt…」


「上手く連携できたようで何よりだ。お前達も随分と

動きの精度が良くなったのではないか?」


「へへっ、俺は既にB級昇級試験を受ける権利を

得ていますからね。今はペアを組むのに相応しい

誰か待ちですよ」

「組むならアレ君が良いとか言っていたよね」

「アイツと組んだら本当に一瞬で敵がいなくなるからな~」

「飛竜相手でも打撃でダメージを通すもんね~」


お互いにアレウスと組んだ時の事を思い出した。


「フッ、新人が強力だと戦いが楽にはなるが、

一方で自分の立場に不安を覚えたりはしないか?」


「あー、確かに俺や副長が好む戦法はアイツも適正が

ありますもんね。でも心配することは無いかな」

「アレ君、あの強さでも威張ったりしないもんね。

部分的に目指す姿として見ることはあっても、

驚異として見ることはないよね~」

「違いねぇ」


クエスト時のアレウスの態度により、この2人の

信用は勝ち取ったらしい。


「成る程な。今後も心変わりしないでくれれば、

いずれ魔王を倒す際に、これ以上無く頼れる味方に

なってくれるだろうな」


「魔王ですか…………」

「どんな姿でどんな戦い方をしてくるかな~?」


「さあな、魔王はおろか、その直属兵すら拝んだ者は

居ないからな。さて、お前達も隣に座れ。ピカリンの

ライブ配信が始まるぞ」


普段の覇気はどこへやら、その姿はサザ◯さ◯を

見ようとする若社長そのものだった。


「えー、ピカリン!?」

「そう言うことなら隣、失礼します」


3人は、画面に注目した。


『グッグッナインルーチューヴ。どうも!、

ピカリンでぇす! ほーんじつはなんとッ、

火山地帯は灼熱。灼熱山地にやってきました!』


相変わらずのハイテンションで実況を始めている。


「ピカリンってアバターだとハゲのおっさんだけど、

本人は超絶イケメンって噂だぜ」

「胡散臭いわね。でもお金持ちかは気になるな~」


『さてさて、今回の目的はなんとッ! 裏ダンジョン

という秘境を発見することですッ!!』


「「裏ダンジョン?」」

「ほう、この男はその名前を知っているようだな」


「えーと、何スかそれ?」


レイルがレオナルドに質問した。


「裏ダンジョンは簡単に言うと、普通のダンジョンの

内部にある、ダンジョンだ。数ランク上のモンスターや

レアアイテムが見つかるのが特徴だな」


「隊長は行ったことあるんですか~?」


「1度だけある。当時のパーティー全員がかりで

モンスター1体を倒すのに苦労したな…………」


懐かしげに、かつて所属していたギルドでの思い出を

断片的に話した。


「「た、隊長が苦労したとか言ってるし…………」」


見たこともないレオナルドの姿を見て、

2人は言葉がハモった。


『ここをまっすぐ進んだ先の突き当たりに入り口が

…………おっとぉ! 何やら岩盤が崩れたあぁとが

ありますよ!? 早速見ていきましょう!』


ピカリンは走りだし、映像が大きく揺さぶられる。


『皆さん…………ご覧ください! 何かが穴を掘った

形跡があぁりますよっ!!』


直径70cm程の穴を指差し、驚きの表情 (テンプレ)を

見せた。


『恐らく、この穴を掘った何かが岩盤も破壊したの

でしょう。痕跡からして、これはつい最近起きた

出来事でぇす!』


「この穴…………ドリルでも投げ飛ばしたんか?」


レイルが疑問を口にする。


「裏ダンジョンのモンスターが脱走したんじゃない?」


マリリンが発想を逆転した考えを口にした。


「だとしたら、近々緊急クエストが出るだろうな」


レオナルドが楽しげに付け足した。


『あっと、あそこに4人組のパーティーが!

インタビューをしてみましょう。こんばんはー!』


『『『『こんばんはー』』』』


聞き慣れた声、見慣れた姿が4つあった。


「……奇遇な巡り合わせだな」

「アレ君ダントツでおっきーねー」

「アレウスなら裏ダンジョンの穴くらい掘りそうだな」


『今、私は裏ダンジョンを探しているのですが、

あなた方の何方(どなた)か、何か情報をお持ちでは

ありませんか??』


『ああ、裏ダンジョンなら、俺が掘り当てました。

丁度この穴の先が裏ダンジョンに繋がってます』


「「ブフォ!!」」


先程予想をしたレイルを含め、2人は思わず吹き出した。


「はっはっは! いつの間に行っていたのだろうな」


レオナルドは面白がって、笑った。


『なんとッ! 裏ダンジョンを掘り当てたのは、

昨日始まりの平原で大暴れしていたこの方だそう

です! よろしければ、是非お名前と特技を

披露して下さい!』


アレウスにマイクが渡された。


『ごほん、俺の名はアレウス。速攻で有名な

ギルド・アグロフラッシュの新入りです』


『ビッグニュース! アレウス氏はかの有名な

アグロフラッシュに所属したようです!』


『リアルでボディビルダーをしているフィジカルを

活かし、リアルフィジクスモードで最強最速になる

べく精進しています』


『またまたビッグ・ニュー~~~スッ!!

アレウス氏の新人ならざる身体能力は、

御本人様の肉体からなるものであった

そうです! では最後に何か特技を

お見せいただけますか?』


『それでは…………先程編み出した絶技、関節外しを 用いたタコ踊りをお見せしましょう!』


アレウスは四肢の関節を全て外し、タコみたいにウネウネ動き始めた。


『『『だっはははははは!!!』』』


後ろで話を聞いていた3人は、アレウスの動きに

腹を抱えて笑いだした。


「「あははははは!!」」


テレビの前の2人も耐えられず、腹筋を崩壊させる。


「…………あれが、裏ダンジョン攻略の鍵か??」


レオナルドは滑稽なアレウスの姿に、微妙な

反応をしながら、彼の裏ダンジョンでの体験を

想像した。


『す、凄まじい絶技でした。残り3名のお名前も

お聞きしましょう』


ジャンヌ、ジェルマン、クラフトが順に名乗った。

そして、アレウスはこの先にも裏ダンジョンと繋がる

ルートがある(抉じ開けた)ことを伝えた。


『貴重なお時間をあーりがとうございましたッ!!

お聞きした情報を忘れぬよう、この命に変えても

裏ダンジョンを探検します!!』


そう言って、ピカリンは別ルートから裏ダンジョンへと

向かっていった。が、大方の予想通り、ピカリンは

ディノニクスに見つかるや否や、帰還アイテムを

使用してダンジョンから離脱した。


「ちぇ、折角裏ダンジョン見れると思ったのに!」

「今度時間のあるときに皆で行こうぜ」


そして丁度アレウス達も戻ってきて、クエストでの

出来事やピカリンの実況について話し合った。

ブクマ、星5つを、着けてくださるとやる気が上がります。感想やレビューも引き続きお待ちしています!


後、昨日はVR日間最高18位を記録していました。

皆様に心より感謝申し上げます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ