勇者現れる!
そこは、この世界で一番発展した地域と言っても過言ではない程に発展した場所だった。
グレイドロッセル王国辺境ビンラット領
多重に建てられた城壁に囲まれた、豪華でどっしりした城が聳え立つこの地は、36年前より、アルフレット・フォン・ビンラットにより統治されたと言われる。
そして、そんな領地を上から見下ろす団体がいた。
今回、異世界より召喚された、勇者セイマの一団だ。
回りには六人の美女麗女がセイマに寄り添うように佇んでいた。
「ここが、辺境か。王都より発展してね?」
辺境故に見離されてきた地は、今最も発展していた。
城壁には、日の丸に似た貴族旗と、王国の旗を掲げ、威風堂々たる姿が力強く感じられた。
「ま、いいか。ここではどんな女の子に会えるかな~」
街でどれだけ多くの女性を口説くか、今から楽しみにするセイマであった。
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「勇者がくる?」
「はい、その様な旨の書状が王都より送られて来ました」
ふ~ん。
まあ、その対策はきちんとしてある。
「取り敢えず、御迎えする準備は済ませておこう。それと、領内全域に知らせておけ」
「畏まりました」
勇者か。
大抵ラノベとかなろう小説だと、くそなやつが多いが。
どうなることやら。
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結論から言おう、勇者は糞野郎だった。
もうね、何て言うかね、俺が守ってやってんだ的な空気があったね。
あと、美女集めろとか、糞過ぎて、断ってしまった。
ああ、でも七人分の衣食住は確約したけどね。
まあ、それくらいはね。
会ったことないし、話も聞いたこと無いけど、国王様の顔をたててね。




