ボーイ・ミーツ・ガール
「・・・どうなったんだろ・・・」
デスゲーム化宣言がされて数秒、僕を含め周りはしんとしていた。
呆気にとられ、固まってしまった僕。
突如、目の前にアサルトライフルを構え、こちらを狙う、表示が出ないプレイヤーの姿があった。
「・・・え・・・?」
気付いた時にはもう遅かった。
銃が放った弾丸はいとも容易く僕の身体を射、体力を削っていく。
相手のプレイヤーは無表情なまま乱射する。
「・・・なんでこんなとこに来ちゃったんだろ・・・」
デスゲームの最初の被害者は・・・やっぱり僕か・・・
僕は死を覚悟した。
本当に死ぬかは分からないけど、なんとなくそれは真実のような気がした。
トドメを刺そうと、最後の銃弾が放たれようとする・・・
・・・だが、その行為は途中で遮られた。
一発の銃弾がそのプレイヤーの頭を撃ち抜いたのだ。
目の前には一体の死体と、スナイパーライフルを抱えた一人の少女がいた。
彼女はこちらに銃口を向け、警戒心のカケラもないような声で問うた。
「君・・・初心者でしょ・・・?」
無表情のまま質問をする彼女。
この少女は先ほどのプレイヤーの様に無表情なのだが、殺気も無く不思議と安心した。
「は、はい・・・」
「いろいろ教えてあげるからついておいで」
僕は名前も知らない少女に言われるがまま、後をついて行く。
今、プレイヤー同士は敵なのに、何故この女の子は無知な僕に知識を与えようとするのか理解できなかった。
罠かなにかかとも思ったが、その考えは直ぐにかき消された。
・・・それは生まれて初めて抱いた、『恋』とゆう感情によるものだったからである。




