爆発と言うのは大いなるロマンである
「おいヒビキ!これはどういう事だ!何であんな綺麗だった部屋がこんなゴミ屋敷になってるんだ!」
インシャが怒鳴り散らした。
「や……やぁインシャか。実はメダルの整理をしようとクリーンのメダルで動く小型魔道具を作ろうとしたら、中々に苦戦してね……何回かボムったよ。」
「何で作ってるだけでボムるんだ。」
「でも見てくれ!自爆装置に苦労を掛けただけあって、この様な素晴らしい清掃用ロボが完成だ!その名もクリーンボール!」
「偉大、偉大!褒メ称エロ!!」
「自爆機能が付いてるやつを称える気持ちにはなれんわ!!」
「いいや、なれますとも!えぇなれますとも!自爆なんてロマンのある者、好まない人間のほうが少ないですよ!貴方、こんなに素晴らしい物を作れるんですか!?」
リーニンが人が変わったように興奮し始めた。
「そう言えば……さっきから気になってたけどその子誰だい?」
「私ですか!?私の名前はリーニン・フィアスター!自傷系の魔法を好んで炎使いになった、生粋の自傷使い!」
「そんなもん使うな!!」
「自由、自由!夢を求めるのは自由!」
また騒がしくなった…………
「じゃあ、リーニンは客室で。テレビとかは、気にせず使っていいから。」
「ありがとうございます!これで今日の機動合体トライエックスに間に合います!」
「後、変なことは起こさないように、メダルは預かっておくから。インシャも。」
「え!?私も!?」
「話を聞く所、君たちはよく喧嘩するそうだから、お互いのメダルは没収しておこう。」
「はい………。」
「で、怪物の件の話の途中だったね。」
「なぁ、魔族ってのは何なんだ?あいつが魔族の子孫だか何かって……」
「あぁ、魔族ってのは昔、魔法が封印される原因になった魔獣を作った魔界の住人さ。悪魔とも呼ばれてるよ。」
「悪魔!?」
「でも、奴らに子孫がいることはおかしいんだ。」
「何でですか?」
「魔族は、とっくに絶滅してるんだよ。」
「「はぁ!?」」
「ちょっと待て、なら何であいつらは生きてるんだ!」
「もしかして幽霊ですか!?オカルトの類いですか!?」
「あぁいや、厳密には一人、魔王がいたんだけど。人類側は魔王の捕獲に成功して、魔王から魔力を奪って処刑したんだ。もしかしたら、投獄中に子孫ができたのかもね。」
「ナ○ック星人みたいな出産方法ならできますね。」
「とりあえず、これからはその魔族に会ったら、すぐに逃げなさい。君たちでも倒せないし、未だに目立った事はしてないから、手は出さないほうが良い。」
「はぁ……何か負けた気がするぜ。」
「私もです………あいつらからいつかメダルを取り返してやりますよ!」
「とにかく、今日はもう遅いから寝なさい。もう2時だぞ!」
「あぁ、分かった!あれ、ヒビキはそう言えば何処で寝てるんだろう?てっきり客室で寝てるんだと思ってたけど……ま、いいか。おやすみー。」
二人が寝た後、ヒビキは道具入れから取り出した手袋を着けた。
「さて、今日は徹夜だな。」
ヒビキは、二人が戦った湖へ向かった。




