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85.兄が見ている世界 —料理対決26—

『食べ終わったし、みんなで片付けして帰ろうか』

と兄が、まり姉、ありさ、まきへ声を掛けた。


3人それぞれが返事をして、片付けを始める。


そして、4人で家庭科室の鍵を返却しに行き、まきを送って行った。


その後、3人はバスで帰宅していた。


すると、まり姉が、

『やっと入試が終わったかと思ったら、来週は期末試験だー。

もう試験ばっかりで嫌になるー。』


『ありちゃん、あっくん、ちゃんと勉強した?』

と言った。


ありさは、

『私は、内定が取れて気が抜けてたから、あんまり勉強してない。』

と答えた。


兄は、

『俺は、料理くらいしかやってないかな?』

『内定と言えば、結局ありちゃんは、一般職での内定を承諾したの?』

と問うと、


ありさは、

『せっかく内定貰ったのに、辞退はダメだって言われたんだよ。

だから、そのまま承諾することになったよ。』

と答えた。


兄は、

『来年、求人が来なかったら問題だから、こちらからの辞退は許しませんって事ね。

配属先は地元かな?』

と問うと、


ありさは、

『うん。そこだけが唯一の救いかな?

何かあった時に帰れるし。』

と答えた。


兄は、

『じゃあ、まりちゃんが合格しても、3人とも近くに住めるんじゃないかな?』

と言った。


まり姉は、

『それぞれライフスタイルが変わってくるから、会うのは難しくなるだろうけどね。』

と言ったところで、バスが到着した。


バスから降りて、ありさと別れた後、


まり姉と兄が二人きりになったタイミングで、兄が、

『12月24日、予定空けてて欲しいな。

一緒にデートへ行きたい。』

と言った。


すると、まり姉は、

『夏祭りのお詫びね。

いいよ。期待してるね。』

と綺麗な笑顔で言った。


兄が、

『今日は、そこまでかな。』

とわたしへ語りかけた。


わたしが、わたしの体へ戻る。


兄は、

『明日から期末試験だから、またしばらくしたら、お見舞いに来るね。』

と言った。


そう言って、兄はわたしのいる病室を後にした。


あー、あっくんも青春してるなー。


わたしも、こんな生活できる……のだろうか。


『ブッ……』


やば、オナラ出た。

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