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言葉よりも愛よりも  作者: 姫柊 時雨
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少女、弟と仲がいい。

それから、なんやかんやで帰らせてもらいました。


で、


『ちょー、きいてよ!ほんとにないんだけど!ついてないわぁ。絶対めぇつけられたわ。どーしてくれんだよ。てかまずなにあのオレサマ。きもいわー。そー思わない?ユズ。』


「はぁ?ねーちゃんが悪いじゃん。それ。いつもの人らと同じように媚びてれば良かったのに。」


凄いカンタンに言っちゃいますね。弟よ。昔はそんな子じゃなかったのに。


『あー。だって顔だけはいいんだよ?だからちょっと遊ぼうかなって思ってたんだよー。こんな事ならあのブス達と駄弁ればよかったやー。』


はぁー。学校行きたくないや。どーにかしてくれんかな。カミサマとやらよ。


「ていうかさ、彼氏いない歴=年齢の癖になに経験者ぶってんの?」


失礼な!!コイツは私をなんだと思ってるんだ!!


『大人の関係ならたくさんの人と持ってますけども?』


「えー。ビッチじゃん、それ。ちょ、性病とか持ってないよね?移さないでよ?」


『おねーちゃんをなんだと思ってるんだよ』


「歩くセックスマシーンか、セックス依存症性格クズ系女子。」


おいおい。前半のヤツはまだわかるけどさ。後半のヤツただの悪口じゃん。


「だって事実じゃん。まぁ家でヤらずに向こうの家でヤるところはまだ許すけどね。」


そんな事言ってる弟ですが。おねーちゃんは知ってます。


『おねーちゃん知ってるんだよ?学校の友達に歩くセックスマシーンって言われたからそれ使いたかっただけだよね?』


「うっ!!」


そう、私の弟は良いふうに言うと、とっても頭が幸せな人、悪くいえばバカなんだよね。それを思い知る度に私の弟だなって思うんだよねぇ。


弟―ユズこと弓弦ゆずるは私とは比べれないほどにかっこいい。まぁかっこいいっていうよりかはかわいいだね。

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