部下との邂逅
お久しぶりです
すいません(^_^;)
長い間更新できなくて(-_-;)
大学の入試で時間とれずに最近になってやっと時間とれました
ではどうぞ
少女を助けてから数時間後、やっとジャミル帝国へと到着した。
「やっと着いたね~、ミーナ」
「はい!そうですね!」
ミーナとは先ほどあたしが助けた少女で、ミーナはなんとあたしたちの目的地であるジャミル帝国のお姫様だったのだ。
そこで疑問に思っているだろう、なぜミーナがあんなとこで賊におそわれていたのかというと隣のパナミア公国で魔王であるあたしが召喚されたとの密書が届いたので国境近くまで迎えに行こうとしたところ、賊に襲われていたらしい。
◆◇◆◇
said:ミーナ
初めまして!私、ジャミル帝国第1姫、ミーナ・ミシュベル・ジャミルと申します!
今魔王様と一緒にいます!
しかもいままでの魔王様は男ばかりでしたのでリヨ様がジャミル帝国初の女性の魔王様です!
しかもとても可愛らしさと麗しさを併せ持っていらっしゃって魔王様を見れば同性の方でも惚れてしまいそうな美貌の持ち主でいらっしゃいます!
魔王様の魅力について語ろうと思っていましたらもう目的地である王の間へと到着してしまいました・・・
side:end
◆◇◆◇
side:リヨ
ジャミル帝国についてからなぜかトリップしているミーナに不安げながらついていくとその先には高さはスカイツリー、横幅は東京ドームくらいの大きさのお城が立っているんだけど・・・これは誰のための城?って聞くまでもなくあたしのだよね~・・・
ちょっと現実逃避?をしている間に城の中の王の間というところへ着いたみたいだね
「中へお入りください、リヨ様」
ミーナは自分の世界から帰ってきていたようであたしを中へ導く
中へ入るとたくさんの人が奥にある大きな椅子までの道を示すかのように間に人が三人通れるくらいのスペースを空けて並んでいた
そしてその人たちの顔を見ると泣いているように見える
あたしはミーナに導かれ、椅子へと歩き出した
◆◇◆◇
side:王の間にいる人たち
私は宰相のガイ・ミラウスである
今日は待ちに待った魔王様が隣のパナミア公国で召喚されたという一報が入ったのでこうして宰相である儂、軍部の長とその補佐3名、政務部の長とその補佐3名にわが国最強の騎士団、ハーモニクスとその部下たちが王の間へと駆けつけ、待ち続けていたのである
待っているとギィィィと、王の間の扉が開く音がしてそこからは美の女神が舞い降りてきたのかと思うような美貌の少女がミーナ姫に連れられてきたのである
その姿を見た瞬間、儂も含め王の間にいる人全員が涙したのである
待ち焦がれていた我らが魔王様が今、この時を持ってこのジャミル帝国に君臨なされたのじゃから・・・
change
私は魔王専属騎士団ハーモニクス団長のアーサー=グランベルドと申します
ああ・・・今日はなんと至福の日なんでしょう!今までの魔王様は筋骨隆々の、いわゆるガチムチといわれる類の男でしたのでお美しい女性が魔王様ですと男ばかりの騎士団の私たちも仕え甲斐があります!
・・・こほん。少々取り乱してしまいました。よくよく見るとうまく隠しておられますが現代の魔王様は歴代の魔王様よりずいぶんとずば抜けた力をお持ちのようですね
その魔王様が我らを庇護してくださる・・・なればこのジャミル帝国は安泰なり!魔王様、万歳!!
side:end
◆◇◆◇
side:リヨ
あたしが椅子へ座ると王の間にいた人たちが私の前にびしっときれいに整列し、跪いた
・・・その様子は地球にいたころ、北にある、朝はとても鮮やかだとされている国の軍隊のようだった
その様子にびっくりしているとミーナに耳元で「リヨ様、皆さんに自己紹介してください」と言われ、はっとして現実に戻ってきた
(・・・ほんとにあの国のことが出てきたよ。びっくりした~)
「あたしはリヨ。シイナリヨ。あ、こっちじゃリヨ=シイナだったね~。おそらく歴代魔王の中でもあたしが一番強いから逆らっちゃだめだよ?逆らっちゃった子には地獄すら生ぬるいお仕置きをしてあげるからね?そこんとこよろしく~!はい!自己紹介終わり!」
あたしの自己紹介を聞いた人たちは青ざめた顔をしていたがそのうち普通の顔に戻り、感激の嵐を発生させた
(・・・なぜ感激なの???・・・まあ面白いからいいや~)
この人たちが感激したかはアーサーと同じことに思い至ったからであるのだがリヨは知る由もなかった
自己紹介が終わりジャミル帝国の主要人物たちも自己紹介してその場は解散となった
解散した後、リヨはミーナにリヨの部屋に案内されていた
「ん~、どこの国の城も内装はあまり変わんないね」
「豪華絢爛にすれば国民に対する態度が悪くなりますしかといって質素にすれば国の経済状況が悪いと他国に思われてしまうのでどうしても似通ってしまうんだと思いますね」
「それもそうだね~」
壁には国の風景画が飾られていたり、明らかに子供が描いた絵なんかも飾られていたりもする。
「ねえ、ミーナ」
「なんですか?」
「この国の風景画の横に子供が描いたような絵が飾ってあるの?」
「ああ、それは半年に1回15歳以下の子供限定で絵画コンテストを開催していて、テーマは自由で自分が描きたいと思ったものを描いてもらうんです。その中から担当の人が見て描いた子の気持ちが伝わってきた絵を飾っているんですよ」
ちゃんとこの国に住んでる人のことを考えてるんだね~
「そうなんだ~」
「はい!我が国の誇れる行事の一つです!・・・っと、着きましたよ!」
着いたのは大きな扉の前だった。
「ここが私の部屋?」
「はい!豪華すぎず質素過ぎない部屋といえばここくらいでした・・・」
「おおう、ほんとにあるとは思わなかったよ。ありがと~」
そういってあたしは部屋に入っていった。
次話は早いうちに上げたいです