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石化病と妖精の薬

魔の森で出てくるゴブリンやゴブリンメイジ、ワームなどを倒していく

私はそのアイテムを拾っていくが

ミズチが歌声でモンスターをおびき寄せ

おびき寄せたところでホーリーがハンマーで殴る

逃げ惑う敵をクラウドが銃で撃つ


「うーん、お兄さんいらなかったかな?」


「そ、そんなことないだ

アイザックどんがいでぐれるがら

オラ心強いだ」


「そう?ホーリーは優しいね

お兄さん泣きそう」


アイザックの漫才を聞きながら、アイテムを拾っていく


「ご主人様、アイテム拾い終わりました」


「ありがとう、ミズチ」


「いえ、あの……ご主人様……」


「何?ミズチ?」


「この近くに湖があるようです

寄っても構いませんか?」


「湖だか?ごご主人、出来れば魚を捕まえたいだ

そ、それで、ロージー様と新作の料理を作りたいだ」


湖か、そういえば近くにあった気がするけど

ミズチと共食いにならないかな?


「ミズチがいいならいいよ」


「ご主人様、恐れながら……私は魔物ですので

魚とは共食いにはなりません」


「マスター、湖はこれより500m先を右折し300m進んだ先に存在している」


「ありがとう、クラウド」


「…………いーな」


「何が?」


「だってさ、ハニーちゃん新人達には優しくない?

その優しさをお兄さんにも……」


さて、湖に行くとしよう


「ちょハニーちゃんスルーはきついって」


湖につくとそれぞれ行動を始める


服を脱ぎ湖に入るミズチ

人魚の体に戻るらしい、ちょっと目のやりどころに困ったけれど……


「ご主人様、ありがとうございます」


そう言うと、水の中に入って行った


ホーリーは荷物の中から釣竿を出すと、釣りをし始めた


「釣れるといいだが……」


クラウドは水に触れ


「マスター、この水質ならば人体に問題ない」


水質検査をしていたようだ


「お兄さんが言うのも何だけどバラエティ豊かだよね新人君達」


私は特にすることがなかったので

湖の回りの薬草を採取していた


「えー?ハニーちゃんも水浴びでもしてくれば?」


男だらけの中、水浴びができるか

茶化しながらもアイザックは危険がないか見張ってくれているのを知っているから

従属魔法は発動させない


しばらくして、ミズチが水底に落ちていたと宝剣やら珍しい海藻などを拾って来てくれた

ホーリーがボウズだったと嘆いていると

ミズチが歌を歌い出した

すると、魚がホーリーの釣竿に引っかかっていた

……この世界って実は魅了の力が最強なのでは……と思わなくもない


この3人ならもっと森の深いところまで行っても問題ないかもしれない

それか、ダンジョンに潜るか

セレスのレベルもアイザック指導のもとLevel25まで上がっているし

うーん、どうしようか?


「今日のところはこれくらいでいいんじゃない?

あんまり遅くなると魚が傷むよ」


「そそれは困るだ!ごご主人、オラからもお願いしますだ」


それじゃ、帰ろうか

魔の森のモンスターハウスがあった場所に行こうとした

その時だ


「うわぁああ!助けてくれ!」


「だ、誰かぁ!」


奥の方から叫び声が響く


「2つの生存反応確認」


魔の森って推奨Level高いからあまり人も近づいてこないんだけど……


「ご主人様、どう致しますか?」


「た助けねぇと!」


声が子どもっぽかったし

放っておくのも後味が悪いか……


「アイザック、助けに行ってきて」


「はいはーい、行ってくるねハニーちゃん!」


アイザックが飛び出して行く

今のレベルのアイザックならこの森の敵なら倒せるだろう


「あの、私たちは?」


「オラ達は行かなくていいだか?」


「3人はまだ戦い慣れてないから、奥の魔物は今の3人じゃまだ荷が重いと思う」


あんなアイザックでも、私の奴隷の中では1番強い

そのアイザックが行ったのだ


「……出すぎたことを申しました」


「オラ、もっと強くなりたいだ」


「クラウド、さっきから黙っているけどどうしたの?」


「スリープモードに移行していた」


「……そう、でも、魔の森は危険が多いから起きていてね」


スリープモード……つまり寝ていたってことよね?

この状況で眠れるって……


暫くしてアイザックが子どもを2人連れて帰ってきた


「はーい、お兄さん無事かえってきたよ

あつーい、チューで出迎えてハニーちゃん」


「で、その子どもは?」


「わぁお!またスルーお兄さん泣いちゃう

えっと、街の子ども

ほら、自分で話しな」


見た所大きな怪我もしていないようだけど

アイザックが回復魔法で直したのか……?


「俺たち妖精を探しにきたんだ!」


「妖精を……?」


妖精を探して何をするつもりだったんだか……?


「ち、違うよ

捕まえようとしたんじゃないんだ!

ただ、母さんの病気を治すために妖精の薬が必要で

俺たちお願いしにきただけなんだ」


「お兄ちゃん……」


「えっとさ、ハニーちゃん顔怖いって

この子達の母親、石化病にかかってるらしくて

それを治すために妖精にお願いしにきたってことらしいよ

で、妖精族のゴブリンを見つけてお願いしてみたけど

断られた挙句、食べられそうになってたみたい」


うちにもハイフェアリーがいるが

アイツが薬を作ってるところなんか見たことないぞ


「母さんをどうしても助けたいんだ」


「そもそもどうして石化病にアレはダンジョンに潜ったり、

モンスターからの状態異常で起こるものでしょう?」


「それが何でか分からないんだ

でも、お医者さんは石化病だって」


……なんか変な話だな

でも、乗りかかった船だし……

……ホーリー、そんな縋るような目で見ないで……


「はあ……うちにもハイフェアリーがいるから妖精の薬について聞いてみてあげる

だから、もう帰りなさい

帰りはこのお兄さんが送って行ってくれるから」


「本当か!姉ちゃん!」


「……ええ」


「あ、ありがとうございますお姉さん」


アイザックに兄妹を送って行くように頼み

私とミズチ、ホーリー、クラウドは夢見草に戻った


「ティルトいるー?」


「何なのだミコ!」


「妖精の薬って知ってる?」


「妖精の薬がどうかしたのだ?」


ティルトに今日あったことを話すと


「それはおかしいのだ

石化病の治療に妖精の薬を使ったらかえって悪化するのだ!」


……どうなってるの?


「ただいま、あー疲れた

あ、ハニーちゃん癒して!で、どうだった?」


「ティルトに今聞いてたところ

石化病に妖精の薬は効かないって」


「ええ?そうなの?

……それは面倒なことになりそうだね

あの子達、貴族の子どもだったよ」


貴族の子どもに石化病に悪化させる妖精の薬

ややこしいことになりそうだな


「どうするハニーちゃん?」


「どうするも何も、乗りかかった以上見捨てたら後味が悪い

明日、もう1度あの子どもに会うわ」


「ふふっ、ハニーちゃんならそう言うと思ったよ」


「うんうん!ミコは優しいのだ!」


優しくなんてない……ただ、見捨てるのは後味が悪いだけだっての


「ご主人様はキキル様の仰っていた通りの方でした」


「奴隷になって良かっただろう?」


「それはまだ、分かりませんが

お人好しに分類される良い人であることは間違いないようです」


「ふふっ、ミズチこれからキミにも主人殿の良さが分かるといいね

まあ、分からなくても ぼくたちにとってはそっちの方がいいのかもしれない」


「?」


「さあてね、ここからは自分で考えるんだねぇ」


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