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疲労

陽蘭亭でティルトと奴隷契約を結んだ後

今までにない疲労感によろめいた

セレスが支えてくれる

そういえば今回セレスはよく働いてくれた

本当は嫌いな色仕掛けもしてもらったし何かお礼をしなければ


「ありがとうセレス、今回はセレスに助けられたね。何か欲しいもはある?」


「…………剣をご主人様をもっと守れるように」


……正面きって言われると照れる


「わ、わかった」


「なになーに?なんか2人いい雰囲気じゃない?

お兄さんも混ぜてよ」


「何!?ティルトもミコと仲良くするのだ!」


一気に賑やかになる


「そうなのだ!ティルトミコと契約?したから大きくなれるのだ!

だから、もっとミコのこと守れるのだ!」


ティルトの体が光りだしたかと思えば

目の前には真っ裸の青年が立っていた

顔立ちにはティルトの面影がある


「………………」


目のやり場に困る


「ミコどうしたのだ?ティルト大きくなったのだ!」


真っ裸のまま。抱きついて来ようとするティルトに後ずさる


「ミコ……」


「はいはーい、ティルトくんは裸ってことを意識しようね」


「そのまま外に出たら捕まるぞ」


アイザックが自分のマントを外してティルトの前を隠す

セレスはティルトとの間に入ってる距離を作ってくれた


「絶対洗って返してね!絶対だからね!」


「わかったのだ」


「妖精族の中には従属契約をすることで魔力を共有するものもいると聞きます

ティルトさんでしたか?ティルトさんはそのタイプだったようですね

お客様、大丈夫ですか?魔力の共有は馴れていないと疲労が酷いと聞きます」


さっきから頭がガンガンするのはそのせいか……

でも、その前に


「ティルトの服を買いたいのだが妖精時も人間時も着れる服というのはあるのだろうか?」


「ございますよ

この店を出て最初の曲がり角を右手に曲がった先にございます」


ティルトを妖精サイズに戻して教えてもらった服屋に向かった

ティルトは妖精サイズに戻ることにブーブーと文句を言っていたが

私の服の胸ポケットに入ることで納得していた


「ムッツリ妖精!?」


と、今度はアイザックが騒ぎだした

…………さっきから、頭が痛いんだってば


教えられた場所は奴隷専用の服屋だった

ボンテージや着物、チャイナ服みたいなものもある

思わずコスプレ?と思うような服もたくさんあった

首輪なども置かれていた


そこで各自に自分の服を選ばせる

ティルトには人間時も妖精時も着れる魔法がかけられているものを選んでもらった

アイザックは


「ハニーちゃんが選んで!お兄さん、ハニーちゃん色に染められたい」


と、頬を染めながら言われたが

服のセンスにイマイチ自信がないのでやっぱり自分で選んでもらった

セレスは何も言わなくても自分で選んでいた


支払いが終わり帰るだけだと言う時に限界がきた

頭がガンガンして立っていられない

セレスが支えてくれているがもう歩けない……


「セレスくんお兄さんが変わるよ、重いでしょう?」


……アイザック


「いや、俺が」

「そこまで重くない」


結局、魔の森でのこともあるのでセレスに背負われて

アイザックとティルトが魔物を倒していくという形でまとまった

ティルトは耳元で


「ミコ、大丈夫なのだ!?

ティルトがついているのだ!」


と、耳元で騒ぐので今はアイザックの肩に留まってもらっている

家につくとロージーがティルトの無事を喜んでいた

そして、私が疲労困憊にあると聞くとベットの用意もしてきてくれた


『さあ、サクラを部屋へ』


部屋に入ると……ベットが大きくなっていた

これって所謂キングサイズというやつでは……


『3人で寝るには狭いと思って変えておきましたよ』


いや、別に3人で寝るとは言ってない


「今日はティルトがミコと寝るのだ!

ティルト大きくなれるからミコを抱っこできるのだ!」


「枕は俺の役目だ」


セレスも張り合わなくていいから


「じゃあ、お兄さん明日予約するね!」


絶対楽しんでいるだろうアイザック


『うふふ、ゆっくりおやすみなさいサクラ』


結局、セレスとティルトに挟まれて眠った




「ねえ、ハニーちゃんって勇者なの?」

『さあ、私の口からはなんともいえませんね』

「ふぅん」

『もし、サクラが勇者だったらどうなさるのですか?』

「……どうもしないな

俺、今の生活結構満足してるのよ

ロージーさんのご飯は美味しいし、

ハニーちゃんはなんだかんだ言っても今までの主人の中で1番優しいしね

ただ……守るためにはある程度知っとかないと……守るものも守れないからね」

『お酒でも飲まれますか?』

「そうだね……少しもらおうかな」

『かしこまりました』


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