おそろしアフター!
なんだか色々と濃い時間を過ごした気がする。ニコニコしてる瑠璃さんとは裏腹に僕は少しげっそりとしていた。
そんな、翌日の朝。安心してほしいのは、ムフフでアハンな展開はなかったこと。
なんかこんなの自分で言うのは嫌だけど、そういうことはなかった。強いて言うなら、添い寝させられたことくらい?
ドキドキしてあんまり眠れなかったとだけ言っておきます。
「えぇ〜?もう帰るん?まだおりぃや」
「いや、他にもやることいっぱいありますし」
「あれ、遥輝くんって今学生やっけ?」
「半分学生、ですかね?通信制に通ってるんで」
「そうなんかぁ!大変やねぇ」
「まぁ、学業は問題ないですけどね?制作が……」
「制作?何か作ってるん?」
「それは内緒ですよ、瑠璃さん」
「えぇ?」
実は僕には、前からやっている活動があるんだけど、それは今後のお楽しみ!と、いうことで。
とても名残惜しそうにする瑠璃さんに手を振りながら、僕は東京に戻る。
東京に帰ってきてからの方が大変だということを僕はまだ知らないままに。
「ただいまー」
いつものように声をかけてから帰宅する僕。
まぁ、これはあくまでもルーティーンのようなもので、母さんは普段この時間(夕方)に家にいることなんてないから自分の部屋にそのまま戻ろうとしていた。
でも、今日は誰かいたんだ。
「おかえり?遥輝?」
「……流唯?」
「そうだよー?流唯だよー?」
「流唯がうちにいるなんて珍しいね。僕が呼ぶことはあるけど」
「そうだねぇ?珍しいねぇ?」
「流唯?ど、どうしたの?」
「どうしたの?だって?んー?遥輝が昨日大阪に行ってくるって言うから?今日はいるのかなと思ってたんだー?でも、お泊まりしてたんだね」
よく見ると流唯の目が笑っていない。僕の背中を冷や汗が伝う。
「別に遥輝がどこで何をしててもいいんだけどさー?連絡の返事くらいはしてほしいなー?んー?」
そう言われて慌ててスマホを取り出すと、充電が切れていた。
「ごめん流唯!!携帯の充電切らしててさ」
「ふーん?まぁ、それは嘘じゃなさそうだし目を瞑りましょうか」
「……ほっ」
「今ほっとした?何かやましいことあった?」
「ひぃっ」
「怖くないよ?ん?」
「怖いよ!?」
「気にしなくていいよ?」
そうはいうものの、流唯の雰囲気が怖いことに変わりはなかった。
とはいえ、これ以上聞ける空気でもないので、話を変えることにした。
「あ、そうだ流唯。僕のデザインが出来上がったから流唯にも見てほしくて」
「えっ!?もうできたの!?見せて見せて!!」
どうやら気持ちを逸らすことには成功したみたい。
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