86.パーティー
ラミーはやたらダンジョンを
推してくるが、
普通の安全な依頼は
嫌いなのだろうか?
・・・・とは言え、僕も当初
この都市に来た時は、
ダンジョンに入る事に
こんなに消極的ではなかったはずだ。
それにラミーの言っている事は
間違っては無い。
今のEランクから、
更に上のDランクに上がる為や、
もっと沢山のお金を稼ぐ為には、
ダンジョン、もとい迷宮に
入るのが簡単で効果的だ、
いざ冒険者になって
危険が身近になった分、
僕は臆病になって
しまったのかもしれない。
・・・・・・・・
はぁ、、仕方ない、
ダンジョンに入る依頼を受けるか、
ただ、今日いきなり入っても、
準備不足で引き返すだろうから、
明日にするぞ。
ラミー「本当かい!?やっとダンジョンに入れる・・・・」
聞いてたか?明日だぞ?
今日は依頼だけ受けて、また明日
朝一でギルドの酒場で集合だ。
ラミーは勢いよく頷いて、反応する。
あとこれ、ミカヅキグサの納品の報酬、
1人頭、金貨1枚と銀貨3枚だ。
ラミー「本当かい?僕の預かってたウルフの討伐報酬も1人あたり金貨1枚と銀貨3枚だったんだ。」
ならOKだ、ほら、報酬。
お金の入った袋をラミーに手渡す
ラミー「ふふ、はい、僕からも」
金貨1枚と銀貨3枚を、互いに交換する。
・・・・これ 交換しなくても
お互いがそのまま持ってれば
別に良かったのでは・・・・
まぁ、もう過ぎた事だけど。
『通常スキル【暗算Lv.2】がLv.3に上昇しました』
今度はラミーが選んだ依頼を
僕が受ける事になった。
パーティー初のダンジョンの依頼を
受けるとあって、
慎重に決めてるようだ
ん? そういえばランクUPした時に、
パーティーランクも「E」に上がった、
みたいに言われたが、
パーティーって
冒険者ギルド公認だったんだな。
ラミー「なにを今更ぁー 登録は有料なんだぞ?」
え、じゃあ登録料金は
お前が払ったって訳か?
ラミー「ミカヅキグサの依頼を一緒に受けただろ?その時にちょちょっとね」
「パーティーになると腕輪が紐づけされて依頼が共有されるんだ」
「あとは・・・・戦闘の時の経験値を、貢献度に応じて分配してくれる、役割もあるらしいけど・・・・」
「詳しい事は僕もよく分からない、システムがどうとかで」
なるほど、よく分かった。
だけど、パーティーの登録料金は
リーダーの僕が出すべきだ
いくらかかった?
ラミー「えーっと・・・・その・・・・」
どうした?なんか歯切れが悪いな
まさかリーダーを
自分で登録したんじゃないだろうな・・・・
ラミー「いや!リーダーは君だけど・・・・」
「登録料は金貨2枚、丁度」
「君が僕に決闘で勝った賞金だったんだよ」
なるほどな・・・・
僕が勝ったけどパーティーを作ったから、
行き場の無くなった金貨がこんなところで
動いていたなんてな。
なんとも不思議な関わり合いだ。




