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37.死者の大行進5
地響きがする程の
アンデッドの大群と、
雄たけびを上げて、それを防ぐ
フェネム防衛連合軍。
・・・・僕には何もできない。
前にゾンビ1体にあんなに苦戦したんだ。
出しゃばって無駄死にはしたくない。
どんな時も、命大事に、だ。
プルスケは、本能的に何が起こっているのか
分かっているらしく、
いつもは僕の膝に乗ろうとするが、
今日は部屋のすみでじっとしてた。
その時、外で女の人の悲鳴が聞こえた。
な、なんだ?
今 町は、屈強な連合軍が守ってる。
アンデッドは入れないと
思うが・・・・
しかし、いた。
アンデッドだ、町に入ってるってことは、
防衛線が突破されたってことか?
わからない。
誰か戦えそうなやつが来ないと、
あの人が食われてしまうぞ!
・・・・ダメだな。
何か起こってからじゃ遅い。
僕が、僕が行くんだ。
僕1人でも戦う!
プルスケが僕の剣の柄に乗る。
「ぺきゅぺきゅ!」
そうか・・・・僕は1人じゃなかったな。




