変態先輩と笑わない弟。
「俺は・・・あの双丘の頂きに到達してみたい・・・」
「あ、あそこで町行く女の子の胸元を街路樹の陰からこそこそと覗き見している変態臭漂う小汚いあの少年は東久留米弟!!」
とある秋の1日。
バイトも学校も休みの貴重な日曜日、町へ買い物しに来た俺が町中で発見した、とても残念で残念かつ残念な光景。
「俺はあの双丘の向こうにいったい何を見る? 俺は、あの頂きをも超越し、いつかは果てなき渓谷の狭間えと・・・」
「あ、お巡りさんこっちです変態がいます死刑にして下さい」
「・・・んあ? ・・・っお、お前は剣豪!!?」
「よう、思春期真っ盛りの万年発情期中二病。とりあえず電気イス一本いっとくか」
びにこん。。
第14話「下ネタ回」
「最近会わないと思っていたらいつの間にか中二病を通り越してエロガキに進化していたとは」
「え、エロ餓鬼とは失礼な!」
「ちゃっかりガキを餓鬼に変換している辺り、まだ中二病を完治出来ていないふしもあるな」
「お、俺はただ清らかな女神達をこの眼に映す事によって、安らぎと癒しと士気の昂ぶりを」
せっかくの休暇を満喫していた矢先に出会った残念弟、東久留米ゆうひ。
「遠回しにお前今変態って認めたなさぁ一緒について行ってやるから警察署に」
「ま、待ってくれ剣豪! 別に女神達を見るだけだったら別に法には違反していないと思うが?」
「テンパって開き直ってんじゃねぇよさぁ埼玉県警にお世話になりに行くぞ」
せっかくの休日、ホントになんてシーンに出くわしたんだ、俺。
「違う、違うんだ剣豪! よし、正直に言おう。俺は女の子が大好きだ!」
「だからどうした自白かそうかお巡りさーん」
「なんで世の中、異性が好きと言うだけで変態扱いされねばならんのだ!」
「そういう世の中なんだよ今は。みんな異性が大好きだけど口にだしたらアカン。行動に移しちゃもっとアカン」
「俺はもっとオープンになりたい!!」
「こらえろ弟。人間誰しも性欲から解放されたいと願う事は当たり前。だがこらえろ弟。解放する事すなわち、呪縛だ」
「なにっ・・・!?」
「解放と呪縛は紙一重。解放でもして警察に捕まってみろ? なんにもない牢獄でひたすらの我慢、辛抱。性欲への呪縛と等しい」
「剣豪・・・」
「だからこらえろ弟。今は、まだ・・・」
「・・・ああ、分かったよ、剣豪」
「・・・いつか、いつか解放出来る日を信じて、今は・・・」
「あ、お巡りさんですか? なんか道端で腐れゴミカス弟とツッコミを忘れた先輩が半公然ワイセツチックな会話をしているので捕まえて死刑にしてください」




