従妹のみぞ知るセカイ
「なに言ってんだよ親ビン! アタシは親ビンの右腕、舎弟だよ!!」
「舎弟ではない、ただの従妹だ」
「親ビンは史上最強の不良! 世界を掌握する悪の帝王!」
「悪の帝王ではない、しがない一般高校生だ」
「そしてここは悪の総本山! 悪の秘密基地! アジト!」
「アジトではない、埼玉県の某コンビニエンスストアだ」
「むむむ・・・」
「・・・はぁ」
びにこん。。
第11話「苦悩―高校生の悩み―」
「おやおや、もしかして親族関係でお悩みかい少年?」
「突然どうした東久留米さん」
「私はスーパー占い師、東の母。迷える子羊たちを救う占い師である」
「誰だよ、とりあえず帰れ」
「いや、だからお悩みをですね、解決してあげようとですね」
「いいから、もういいから」
「がーん・・・そ、そんな・・・」
これ以上話をややこしくしてたまるか。
従妹が俺を不良の頂点として崇めてくる問題。
この問題で解決しなければならない事は2つ。
1、まず俺不良じゃねぇ
2、で、中1女子が不良に憧れるってのはマズイので改心させたい
この2点である。
この2点をいかに素早く、穏便に、内密に解決していけるかがポイントとなる訳で、
「まったく・・・東の母と言えばネットでは超有名な占い師なのに・・・まぁ自分ですけど」
あくまで穏便に、内密に、だ。
「親ビン!! 今日三丁目の路地裏でマフィアの抗争やってたぞ!!」
「マフィア!!? 不良同士じゃなくて!?」
とある日。
またバイト先に従妹が邪m・・・遊びにやって来た。
「また先輩は従妹さん連れ込んで、親族プレイですかそうですかもしかして私とサンドイッチプr」
「おめぇマジで絞めるぞ、次言ったらガチで絞めるぞ」
「親ビン、さんどいっ・・・ん? 何それ?」
「従妹さん、それはサンド〇ンの事です。あれです、1巻の最初に出てきて一見主要キャラっぽい立ち位置で登場しますが11巻であっけなくACT2に進化した主人公に負けた哀れな」
「長いしマニアックなネタだし!!」
「この小説で言うところの、店長みたいなポジションの人です」
「・・・おぅ、なんかうまく言い返せない・・・」
「親ビン! そんな事より抗争! 喧嘩! 潰しあい!!」
「危ない事をまぁ・・・」
まだまだこの問題解決までは時間が掛かりそうだ。
「親ビン! マガ〇ンとコロッケパン買ってきたぞ!」
「・・・・・・」
まずは親ビンって呼ばせるのを直さないとな。




