昼食2
「はい?」
「だからあなたに副会長になってもらおうと」
「ど、どうしてですか?絶対無理ですよ。僕入学したばかりでこの学校のことよく知らないし、それにいきなり副会長って今の副会長はどうするんですか?」
「今生徒会役員は私だけで、副会長も何もいないから大丈夫よ。あなたを選んだのは、一番使いやすいと思ったからよ。理由は言えないけど、これから私忙しくなるから生徒会の方に集中できなくなるから、いろいろ手伝ってもらおうと思って。それに一緒に住んでるから連携も取りやすいし。
嫌かしら?それとも何か部活動でもするの?」
「い、いえ。部活に入る予定はありませんが・・・」
「そう、じゃあ問題ないわね。これからよろしく」
「で、でも」
「よろしく?」
わー綺麗な笑顔。100点。
何も知らなかったら絶対惚れるな
罵倒はないけどこれはこれで怖い
「え、えっと分かりました。
でも質問いいですか?」
いくつか気になることがある
「なに?」
「えっと、どうして他に役員がいないんですか?」
「・・・さあ。けど別に私1人で今まではできたわ
それだけ?」
「い、いえ。えっと、いつから活動を始めるんですか」
「そうね。私も早くあなたを使えるように指導したいから、今日の放課後に生徒会室に来て。」
「今日からですか?まぁ分かりました。」
ここで僕達は別れた。
しかし、学校と家でのギャップや私的な用事とやら、そして時折見せた寂しそうな顔。麗華さんには何か裏があるな、うん。
さて、僕の高校生活。いったいどうなることやら・・・
とりあえず暇しそうにはないな、うん。