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まえおき
⚠️注意
この作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
時間とは、過去から未来へ流れるものと世間では常識とされている。しかし、我々は未来に立てた予定・目標へ動いているとすれば、時間は未来から過去へ流れているとも言えるのではないだろうか。だが、時の流れは年と共に加速していくように、一定ではないことはよく知られたことだ。そもそも時間は流れているのだろうか。また、未来は曖昧で不確定とされているが、ときに過去もまた美化・醜化され、誇張・矮小化される非常に不確定なものではないだろうか。
我々が思い出話をするとき、それはただの過去への執着であろう。しかし、昔話は昔であるほどいっそう深く完全性を帯びてくる。この物語は、実際の年数よりもずっと年を経ているとも、ずっと日が浅いとも、ずっと未来のことだとも言えるのかもしれない。我々が時間を考えないとき、因果と可能性は溶け合い、普遍へと近づけるのではないだろうか。
これだけの言い訳をしておいて、では昔話を始めるとしよう。




