はじまりの世界
・・・・暗い、俺が最初思ったのそれぐらいの事だった。俺は誰かって?そんなもん俺にも分からん。
だって何も思い出せない、気づいたらここにいるは
自分の名前はすらわからないのだから・・・
そして、ただひたすら思考を続けていたら、ふと声が聞こえてきた・・・
「・・・おーい、おーーい?」
誰かが呼んでいる・・・?誰が?
「随分とお寝坊さんみたいだねーなら、これなら起きるかな?」
パチンと音が聞こえた瞬間・・・
「アバババババハぁ!?」
いきなり体が痺れて意識が一気に覚醒する、痺れが
とれゆっくりと目を開ける・・・そこはさっきまでの暗い空間ではなく、その反対、空間のどこまでも白く染まっていた・・・いや違うな、それだけじゃない
なぜなら、俺の目の前に人がいる。見た目は・・・
小さな女の子?服は真っ白なワンピースみたいなものを着ている。注意して見ないとこの空間の一部かと思ってしまうほどである。
「やっと起きたねー、いやー初めての試みだったから失敗しちゃったかと思ったよー、とゆうか、ほら寝そべってないで立って立って!!」
俺は女の子から無理やり立たされた。とゆうかなんでだろう、体の輪郭がハッキリしない・・・と言うか何故かボヤけてる・・・・がそんなことより。
うん、わけわからん、この子に言っている言葉の半分が理解できない・・・とりあえず聞いてみるか?
「えーと、君は誰かな?後俺の事も何か知っているのか?」
「そうだったねーまだ自己紹介もしてなかったし、君のことは私のことを話した後に伝えるね・・・」
んん!と女の子が咳払いをする。
「私は神の一人にして全ての神を束ねる上位神!!
そして君は、不幸な死に方をしてしまって可愛そう
だったので私が今回特権を使い転生させる事にした
運のいい魂さんなんです!!」
・・・はい、話が全く見えてこないのですが・・・
「まあ、話が見えないのは当たり前だよねぇ〜、私だってそう思うもん」
うん、神を名乗る少女は朗らかな笑顔でそう伝えてくるが、今この子俺の心読んだよねぇ!!
「うん神様なんだもの?そのくらいできるよ」
は、はぁ・・・もうわけがわからない。
「とりあえず話を戻すね、さっきも言った通り君は今回運良く転生する機会を得ることが出来ました、それに当たり転生者には一つの望みと一つスキルが与えられます」
望み?スキル?などと考えていると当然の如く考えが読まれたようで・・・
「望みって言うのはね例えばお金持ちになりたいとかこんな世界に生まれ直したいとか、とにかくどんな事でも一つだ叶えてあげるって事、もう一つのスキルはゼロからスタートする転生者に付与する能力のことです。例えば人以外の生物になったり、火を操れたり〜なんかがあったかな?」
はあ、そう言うものなんですね。ですが・・・あの〜
「どうかしましたか?何か不安でもあるのですか?」
少女が先を促してくる、とりあえず答えるしかないか。
私に記憶が無いのも何か理由があるのですか?
「・・・!!」
少女が俺の言葉の少し間を置いたと思うと女の子の目が突然見開いた。
「・・・嘘、ここのロジックを立てた時にこんな不具合が生じてたなんて・・・これじゃ取り返しのつかない事に・・・」
?・・・少女が小声で何かを言っているが殆ど聞こえないが多分俺の記憶が無くなっているのは予想外だったんだろう。そんな事を考えていると少女から声を掛けられる。
「ごめんなさい、貴方の記憶が無いのはこちらのミスです。」
えーと今から記憶を取り戻す事はできるのですか?
俺は前世?の記憶にはそこまで執着は覚えないのだがとりあえず聞いてみた。
「端的に言って、無理です・・・こちらの力不足です・・・申し訳ありません!!」
少女が泣き崩れてしまい先程の笑顔の面影すらない。
そ、そこまで謝らなくてもいいですよ!!俺自身も
そこまで前世に未練があるわけではないですし、だから泣き止んでください!!
「本当ですか・・・?」
少女は泣きながらもこちらに問いかけくる、とてもこんな少女が神を束ねる存在とは俺には思えなかった・・・実際にはそうなのかもしれないが、俺の事でさえこんなに取り乱してしまう少女、いつか壊れてしまうんじゃ無いかと俺は思ってしまった。
そうだ!!と俺は閃いた。
あのーなんでも望みを一つ叶えてくれる言いましたよね?
俺は少女に問いかける。
「はい、なんでも叶えてあげれますが・・・?」
少女は今度は不思議そうにこっちを見てくる。
ちょっとドキッとしたのは気のせいだから!!うん、きっと・・・
君のそばで仕える事って出来ますか?
「・・・・・・・・」
・・・・・・・・
少女は黙り込んでしまい、俺も取り敢えず黙って待つことにした。
「・・・そんな事でいいのですか?」
少女はゆっくりと口を開きそう呟いたとても弱々しく。
「貴方はこれから先後悔するかもしれませんよ?」
少女はそう言うが俺は思う。
ここで君を見捨てて行く方がきっと後悔する。
「・・!!」
少女はまたと驚いたがさっきとは違う、涙目ながら今度は笑顔でこっちを見ている。
「覚悟はできているのですね・・・」
言われるまでもなくです。
「ではこれより神の使徒なる契約を行います。」
そう言うと少女の雰囲気が変わる。
神々しいと言う言葉が相応しい雰囲気が溢れ出している。
「汝・・・迷える魂よ・・・汝は我が使徒となり我の手となり足となり、その魂が尽きるまで捧げると誓うか・・・」
うん・・・想像以上になんか重いこと言われてる気がするけど、ここは言わないと男が廃るよね・・・ね?
誓います・・・
俺がそういうと目の前が光り出した・・・いや、違うな俺自身が光ってる・・・下手な電球より光ってる気がして気が気にならないのは考えないようにしよう・・・
「ではこれより、汝に名を与える・・・」
名前・・・名前かぁ、出来たらカッコいいのがいいなぁ。
「汝の名は・・・シト、上位神の使徒として私にしっかりと仕えてくださいね」.
少女・・・いや、上位神様がそう言い終えると俺の体の光が収まり始めさっきまで輪郭がぼやけてた体がしっかりと見えるようになった。
うん、何故か全身が黒っぽい服で黒い帽子をなぜか被っているがそれよりも・・・
「あのー神さま?名前安直すぎません!?」
神さまふふ、と笑う。これが俺と神様の出会いであり
俺の長い長い物語のはじまりです。




