14話 王国の部隊とけもみみっ娘
話が短くてすいません。
狐の少女はランイ・リンカと名乗った。
彼女は狐独族と呼ばれる一族らしい。大まかに言えば、妖狐族だそうだが。
リンカはアルテマの王直属の部隊に属しており、悟たちの闘いを見ていたらしい。
そんな彼女をみて三人はそれぞれ違うことを考えていた。
(アスタロトは気づいていたみたいだな。それとあの耳は本物なのか?
そうだったらもふもふしたい。)と悟が。
(悟くん、さっきからあの娘みてるけど。ああいう娘の方が好みなのかな?)と美穂が。
(よかったー、出口のところで角外しといて良かったー。それにしても珍しいな、狐独族とは。)とアスタロトが。
因みに、アスタロトの角は付け外し可能だったりする。 角さえはずせば普通に美少女なのだから魔王の娘で、魔族だとわかるわけもない。
「すごかったぞ少年、あのモンスターはSS級のモンスターで、冒険者から恐れられていたからな。」少女は悟を誉め称えた。
「そんなやつだったのか。」悟としてはそんな実感はなかった。一発で終わらしてしまったのだからそうなるのも当然だろうが。
リンカは、アスタロトに顔を向けると「あの中で気づいていたみたいだな。」と言った。
「私だけじゃないと思うけどな。美穂も気づいていたでしょ?」アスタロトが問いかけると当然と言いたそうに首を縦に振った。
少女は私ならどうかと思っていた。あの状況で、仲間と共にいて、ギガラックスに集中を向けず隠れている者へ警戒心を向けられるだろうか。
答えはできない、である。そもそもユニークモンスターと当たった時点で逃げるべきなのだから。集中を維持などできるわけもなく、逃げることに必死である。それができている者が二人もいるのだ。背中に底冷えする冷たさが走った気がした。
「三人はいったい何者なんですか?」
「「「身元不明者」」」
「両親を殺されているんだ、三人ともね。だから身元を証明するものを持っていないし」
悟たちは一番無難な答えを出した。嘘は言っていないはずである。両親は三人とも居ないし、身元がそもそもわかるわけないのが二人と、アスタロトにいたっては魔族なのだからないのが普通だと判断し正直に言った。
「そ、そうなんですか。」リンカは疑っているのかぶつぶついっている。自分の中で区切りがついたのかリンカが切り出した。
「もし、いくところがなければ一緒にアルテマへ行きませんか? もともと私たちが討伐しないといけなかったモンスターなので、倒してもらったお礼をしたいんです。 どうでしょ「いいよ。むしろいきたい。」う……か?……」
質問を終える前に悟は答えていた。他の二人も首を縦に振っているので反対ではないのだろう。
「お腹すいたし、美穂とアスタもそうだろ?」
「そうね。そろそろお腹空いてたし、この世界の料理も一杯食べたいし。アスちゃんもそうでしょ。」
「お腹空いたとかではなく美味しいものを食べたくはあるな。」
「そうですね。城へ帰ったら美味しいものを用意することを約束しましょう。」
「そう言ってもらえると助かる。」
悟たちはリンカに付いていき、アルテマの都市へといくこととなった。道中は歩いてで、モンスターはレベルアップもかねて、美穂が倒すことになった。
三人とも美味しいものを想像しながら、アルテマへと向かう。
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