表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
インナーリロゥド  作者: 那鈴
7/7

第6話

「ありがとね、シア。」


 何がと私は返した。ワカが風呂に行った二人きりの部屋で、私たちの声はよく響いた。


「私たちの誘いに乗ってくれて。」


 あぁそんなことか。別にいよ。私も助かったし。私はそう言って、あまり彼女に負担をかけないように話を終わらそうとした。


「それでもだよ。そして、ごめんね。見せつけるようなことして。」


 はて、なんのことかという感じで首を傾げると、ミレイはくすくすと笑い始めた。


「ごめんね、笑っちゃって。やっぱりシアはいい人だよ。私とワカのアレを見てそんな反応する人いないよ。見ていて何も感じなかったの?」


「なんのことか知らないけど、ただ誘われただけの身として烏滸がましすぎだよ。そんなこと思わないよ。」


「またまた〜そんなこと言って実はヤキモチ妬いてるんじゃないの〜?」


 彼女が私を揶揄ってきた。頬をつんと触ってきた彼女に対し、私がむぅとした顔をすると彼女はまた可愛らしく笑った。

 よほど面白かったのかその笑いはしばらく続いた。


「ごめんね。反応が面白かったから。」


 別に面白いことでもないだろうに。


「良かった。私の見立ては間違っていなかった。今のこの短い会話でもわかる。やっぱりシアはいい人だね。」


 私はその言葉をありがとうと少しぶっきらぼう気味に受け取り、ただ笑う彼女を見つめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ