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スキル操作で現代ダンジョンを生き抜く!  作者: ももんが
第三章

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45/78

045:藍澤玲のスキル操作

休日出勤していた為、ちょっとだけ遅くなってしまいました。。。

 散弾が命中しヒールスパイダーがノックバックを起こしたタイミングで、二度目の落石ポイントを越えようとしたその時、爆発音とともに後方からアネゴ、ミクの叫び声が響き渡る。


「ヒカル!」「危ない!」


 思わず振り返ると、ヒメがオレのことを突き飛ばそうとしている姿が目に映る。そして、何故かすべてがスローモーションのように周りの状況が分かる。

 これがタキサイキア現象ってやつなのか?

 必死でオレをこの場から押し出そうとするヒメ。必死に叫んでいるアネゴとミク。唖然としている沼田さん。そして黒原は……となりに並ぶサブリーダー井地北と共にニヤついている。

 くっそっ! 信頼していたわけではないが、このタイミングで仕掛けてくるか。


 オレ絵を押し出そうとしているヒメが、オレに飛びついたタイミングで【異空間操作+1】のスキルを使用する。間に合うか?


「ぐへっ!」「ひゃん!」


 何とか間に合い、オレとヒメは怪我することなく異空間への移動が完了した。ただ、ヒメを抱きしめて背中から異空間の床に落ちたため、変な声が出てしまったが……。


「ヒメ、怪我はないか?」

「はい……問題ございません」

「…………あれ? ヒメ?」


 抱きとめた状態のまま、ヒメは動こうとしない。

 既に抱きとめた後、抱きとめたおれの腕の力は緩めているので、身動きが取れないなんてことはないはず。


「ヒ……メ?」

「ここがあの……ヤリ部屋と言われる場所ですのね……」


 はい? ヤリ……部屋??? それってどこ情報だよ。ああ……アネゴかぁ。まったくヤリ部屋言うな……。


 しかし、これからどうしたものか。

 時間が経過しない三十分間はこの場で退避するとして、このスキルをなるべく秘匿したいから、制限時間後は異空間から出て何とかヒールスパイダーを退けて脱出したい。

 グレネード型散弾なら、一発辺りのダメージは1ポイントと少ないが、一度に18発の魔弾が発射され、そのうち4~5割りはダメージが通っている感じがあるので、オレとヒメの残こされたMPを考慮すると、オレの見立てではギリギリ退けられるかどうかといったところ。

 スキル操作を行えば、かなり余裕で戦うことができるはずなんだけど、さすがにお嬢様であるヒメに対して、スキル操作を行って傷物にするわけにもいかないもんな……。

 いや……命を失うよりはましか。

 このダンジョンで闇スキルを手に入れているので、ヒメを手に入れれば、効果的なデバフ系の魔法を多数使用できるようになる。更に知力を上げればMPの底上げも可能だ。

 その状態でオレが前線で攻撃に専念すれば、勝利の確率はぐんっと上がる。


 チラッとヒメを見ると、相変わらずオレの上におおいかぶさったまま、上目づかいでこちらの様子を伺っている。ヤバっ! 超かわいいんだが……。


「ヒカル様?」

「あ……ヒメ……」

「はい」

「オレとエッチしてみませんか」


 言った。ついにオレは言ってしまった。

 言ったものの、オレの中では80パーセント以上断られるんじゃないかって感じの肌間。

 断られた瞬間、オレ達の関係は一気に破綻するだろう……ところが、オレの言葉を聞くと、ヒメは瞳をキラッとさせて、鼻が触れるほどの距離までオレに顔を近づけてくる。そして……。


「末永くお可愛がりくださいませ」

「お、おう……」 


 ん? 何この返答。婚姻のあいさつ? いや、それよりも更に何か違う気がするんだけど……。

 ただ、オレの身体は正直なもので、エッチを肯定されたことでオレの身体は反応して、下半身の方が元気になり、オレの上に乗っかっているヒメにもその生理現象が伝わる。


「ヒカルさまぁ……」



☆☆☆


 今回のスキル操作の後、ヒールスパイダーとの戦闘が控えている。なので、スキル操作の後は、少し休憩する必要がある。絶頂感を迎えた後、いきなり魔物との戦闘は酷だし、正直動ける気がしないもんな。

 とは言え、余裕があるわけではないので、せめて10分間は余韻に浸れるよう調整した。


 その結果、オレは前回運の数値を回収した18Pを全て再び運に割り振り、ヒメには今回入手した【闇+2】を事前に取得してもらい、スキル操作で【闇+1】を上乗せし、知力を+15アップさせる。

 その結果ヒメのスキルはこうなった。


-------------------

名前   :藍澤 玲

レベル  :6

年齢   :17

HP   :14

MP   :48→78

経験値  :1520→1960

未配能力値:56→41

筋力   :6

敏捷力  :10

耐久力  :7

知力   :22(+2)→37(+2)

判断力  :18

魅力   :18

運    :15

依存協調 :8

スキル  :聖魔法+4

     :闇+2→3

     :火魔法+3

---------------------

名 称  :増魔のロッド

攻撃力  :1

スロット1:MP×2

スロット2:知力+2

スロット3:ーーー

---------------------


 そしてオレの最新スキルはこうなった。

-------------------

名前   :天真 輝

レベル  :6

年齢   :17

HP   :20

MP   :30

経験値  :1550

未配能力値:18

筋力   :11

敏捷力  :12

耐久力  :10

知力   :15

判断力  :16

魅力   :14

運    :50ー>68

スキル  :スキル操作+1

     :鑑定眼+1

     :異空間操作+1

     :攻撃+3

     :防御+3

---------------------


 戦闘で興奮していたことが影響したのか、はじめての経験にもかかわらずヒメはかなり乱れた。

 正直、興奮状態だったオレも途中ドン引きするくらい。

 いや、ドン引きしながらも、乱れるヒメを見てオレもどっぷり堪能させてもらったんだけどね。


 行為が済んで、亜空間での停止時間が終わる5分前に、体力回復のためヒメにヒールを一度かけてもらう。

 おう、少し活力というか脱力感というか、いろいろ戻ってきた感じがする。


「ヒメも自分で掛けてみるといいかも」

「そうですわね」


 そう言いながら、ヒメは自分にもヒールを実行したんだが、その効果が現れると共にヒメが声を上げる。


「あうっ」

「ど、どうした?」


 赤面しながらうつむくヒメ。いったいヒールで何が起こったんだ?


「ヒカル様……」


 言い淀んでいるようなので、話し出すまで見守っていると、ようやく決心したようで再び話し始めるヒメ。


「どうやら今のヒールで……処女膜も再生されたようです……」


 えーーーーー! なんだそれ! 聖女恐るべし……。




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想定した設定と齟齬があったため、藍澤玲の数値を一部修正しました。(2026/09/06)

■変更箇所

・MP:78

・知力:22(+2)→37(+2)

・装備品追加

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