『プラモワールド統合版』09
蒼奈の家に何度も通って、自宅でも色々考えたり工夫して、レベッカさんや萌黄先輩にアドバイスをしてもらい、なんとか完成させた。
「ギリーキャットのムーン君! 額に三日月のデカールがトレードマーク!」
このために新たに光沢を額に吹き、デカールを張ってまたつや消しを吹く作業が必要だった。
正面からの攻撃方法がミサイルだけだったので、猫の口の中にビーム砲を追加した。大きめの大砲にしたので、結構なサイズのビームになった。
足は、後ろ足の関節の位置を少し上げた。主な理由は、猫の捕食スタイルって地面にぴったりくっつく恰好だから、そのポーズが取りたかった。前足はそのままで構えれたけど、後ろ足の付け根が下すぎて、寛いだ雰囲気の香箱座りになってしまい関節をどうにかするしかなかった。
「兄ちゃんが、『プラモデルの余ったパーツが入った箱の中身は自由に使って良い』だって」
との言葉に、箱の中身を探したら、関節の延長にちょうどいいパーツがあったので、チャレンジした。関節の上に、そのパーツを着ける空間を開けるのは勇気が必要だったけど、時間をかけてなんとか完成した。
この箱の中を色々探して、猫の靴を長靴っぽく見えるようにする追加装甲を作った。
関節は動かないとだめなので、正確には長靴じゃないけど、足を壊されたら困るので防御力を上げるためにくっつけた。靴の爪も少し改造。
PBCの位置も変更。もともとは両手足と首とお尻にあったのを、動きをよくするために位置を変えた。
猫の走りは、腹筋と背筋の筋肉の収縮が必須なので、胴体の上下付近になるように着けた。
後ろ足は、足全体の中央にあったのを、足と胴体の付け根部分に変更。馬がわかりやすいと思うけど、筋肉の盛り上がりがすごい場所だ。足先がいらないわけじゃないけど、限られたPBCの位置を考えるとここしかない。
残り二つ。口にビームを設置したので、顔付近。手の稼働に、両手の付け根の胴体部分に設置。
猫パンチの強さは下がったけど、走ったり後ろに振り向く動きはかなり機敏になった。
車ロボットのパーツは、目の奥に車の安全対策センサー、首輪に車のナンバー付近にあったパーツ、両耳はセンサーではなく別のパーツ、尻尾には、車がロボット形態になったときに使ってた装備を追加した。
「アオナ、おはよう」
「おはよう、アカネ」
蒼奈と合流し、スノーハートに向かう。レベッカさんと萌黄先輩と合流して、スタジアムに移動することになっている。
スノーハートに到着すると、萌黄先輩がテーブルの席に座っていた。
「「おはようございます!」」
「おはよう、良いの作れた?」
「はい、なんとか!」
「出来る範囲で作った」
蒼奈と1つ離れて並んで椅子に座る。レベッカさんと萌黄先輩に説明するときに、お互いの秘密がばれない位置取りだ。間の椅子にレベッカさんが座れば、両隣のレベッカさんと萌黄先輩に説明ができる上に、私と蒼奈はお互いに情報を隠せるのだ。
見た目だけはお互い披露するけど、細かい改造はせっかく隠してきたんだし、試合で知りたい。
レベッカさんが来てからってことで、プラモデルとは関係ないお話をしてたら、10分くらいでレベッカさん到着。一通り挨拶して椅子に座った。
「それで。出来はどう?」
順番にプラモデルを見せるってことで、じゃんけんで勝った蒼奈から出した。
蒼奈のリルダインも、かなり色々変わっている。一番目を引くのは足。次が、大きくなった背中のパーツ。迷っていた盾は小型化した上に変わった形状となっている。手に持っていたビーム銃がすごく大きくなってる。
「無限軌道がついてるじゃない。リルダインの変形が……なるほど。それでこの盾なのね」
「背中のバックパックを羽根ごと真っ二つにしたんだね。これ、よくこの稼働パーツあったね」
「説明書持ってる? ……ありがと。PBCはこのあたり?」
私には見えないように、レベッカさんと萌黄先輩が蒼奈を挟みこんで色々聞く。
「いえ、ここですね」
「それは大胆ね。というか、これは……あぁ、そういうことか」
「結構な無茶をするけど、有用そうだね」
聞けば聞くほど気になる。とはいえ、実際は戦ってみないとわからないわけで。
その後もいろいろ質問するふたり。「これ」「それ」「あれ」「どれ」ばかりだから、聞いててもよくわからない。
「じゃあ、アカネちゃんの番ね」
蒼奈のプラモデルについて話し合ってる3人を見てたら、いつの間にか自分の番になった。
ムーン君を取り出して、テーブルに置く。説明書を取り出して、
「追加パーツが多い印象ね。ここにあるパーツは?」
「あの道具です」
説明書で手を隠しながら、手をひねる動きをする。
「なるほど。アイアンランクだと効果的かもしれないわね」
「これってちゃんとあるの?」
「はい。これがここにあります」
「じゃあ、PBCはこの辺り?」
「いえ、稼働重視でここです」
「あ、ここにあるんだ」
「……ちょっといいかしら?」
ムーン君を手に取るレベッカさん。親指と人差し指で何かしてる。
「ありがとうね」
そう言ってムーン君を置く。なんだろ?
バトルポッドのコクピット操作や謎のボタンとか、聞かれた質問に答えて終了。スタジアムに移動することになった。前回と席は違うけれど、下のステージが見やすい場所だった。
「よう、先に来とるぞ」
相変わらずのダリオさんが、席の近くにいた。さすがに、金曜日は社会人のお兄さんはいないか。
ダリオさんは自由に仕事時間選べそうだし、レベッカさんもどこかの会社に決まった時間で働いている感じはしない。プロモデラーって言ってたし、プラモデル関係のお仕事かな?
ダリオさんも、プラモデルを見せてほしいってことで見せたら、色々褒めてくれた。蒼奈のパーツを切ったのも褒めたし、私のデカールも褒めた。プラモデルの、作る技術の向上的なものが見られたら褒めてくれるので嬉しい。
まだ時間はあるけど、早めに下のフリー対戦ルームに降りる。ここでベスト8まで勝ち残ったら、ステージへ移動だ。
ステージにある白いバトルポッドを使うかと思ったけれど、アイアンランクの予選はここで一気にベスト8まで決めるらしい。ステージの白いバトルポッドは、同時進行しているカッパーランクの予選をやっているみたい。それで、決勝はアイアンを先に行い、カッパーは後で行うそうだ。
部屋にいる人を見渡すけど、ほとんど男子で、女子は少数だ。……あの女の子は小学生かな? ひとりで寂しそうだし、声かけてみよう。
「おはよう、ひとりで来たのかな?」
「あ、はい。おはようございます。ひとりで来てます」
「そっか。それなら、もしよかったら私たちも一緒に居ていいかな?」
「はい!」
お互い自己紹介をして、プラモデルを見せあい時間が来るまで部屋の端でおしゃべりすることになった。
明るい茶色の髪は肩まで伸ばし、前髪は横に流してクマのヘアピンで留めている。水色のシャツに、お揃いのスカート。普段シープで遊んでいる恰好のようで、コスプレではないと言っていた。
「クルミちゃんも今回が初参加なんだね」
「せっかく作ったので、参加しようと思って」
クルミちゃんのプラモデルは、『リルダイン』のシリーズに出てくるクマのアニマシンだ。私と同じ宇宙帝国側のロボットで、こっちは水陸両用アニマシン。確かにクマって泳げたもんね。
改造はしていないようだけど、綺麗に切ってあるし、シールも丁寧に張ってある。ペンを使って色を塗った場所もあって、頑張って作ったのが感じられるプラモデルだった。
3人で話をしていると、シーポンに通知が来た。そろそろ時間だ。
「参加者48名。僕は2回勝ったらベスト8だ」
「私も2回です」
蒼奈とクルミちゃんは2回でベスト8か。私は……。
「私は3回だ。……ベスト16でクルミちゃんと当たるね」
「あ、ほんとです。アカネさんと戦えるといいんだけど」
トーナメント表を見てるんだろう。白くぼんやり光るパネルを見ながら、深刻というか、困ってる感じでクルミちゃんが画面を見てる。
「そうだね。勝ち上がらないと勝負できないもんね」
「勝負……はい。勝負したいです」
『まもなく、第1試合が開始します。該当選手は、バトルポッドの準備をしてください』
「じゃあ、がんばってくる!」
「アカネ、頑張って」
「アカネさん、がんばってください」
ふたりの応援を受けて、バトルポッドのメニューを開き、中に入る。
『バトルポッドの位置を設定してください:60sec』
ムーン君のバトルポッドの位置を決定。あらかじめ場所は決めてあるからすぐ決定できる。
周囲の景色が倉庫内に切り替わり、コックピットが現れ、前方にはムーン君が移動。
コックピットは自分の好みにカスタマイズできるので、出来る限りこだわった。猫のロボットを動かすにはどうすればいいのか。
手にの金属質の指抜きグローブをつけ、足も同じく金属質の靴を履く。指先は手を乗せる場所にボタン類があり、足は靴とは別にペダルがある。
腕とふくらはぎには、教えてもらった腕用のコントローラーを装着。
体にも金属パーツを着る。胸が揺れて痛くならないようにしっかりカバー。胴体はベルトで固定。胴体ベルトの下の方から、コードが一本伸びている。
音をよく聞くために、ヘッドフォンを装着。ヘッドフォンは2個所に三角形の突起がある。
姿勢がふわりと浮いて、前傾姿勢になる。バトルポッド内の重力は、低く設定してある。
猫を動かして走るのなら、猫になればいい!
その考えの元、操縦方法は、完全に猫装備でそろえた! そもそも、子どものころから家の中で4つ足で駆け回った私にとって、最もなじみのある姿勢だ。中学生の頃には、その歩き方も減ってきたけど、『もふれ! もふもふの里♪』ではよく4つ足で歩いてるし、日常動作である。
格闘を取り入れたプラモデルでも、同じようなコックピットがあるとダリオさんも言っていたし、猫の姿勢をするのはむしろ必然である!
『Plastic Model Battle!』
『Countdown!』
視線を正面に向ける。開始だ!
『5・4・3・2・1』
『Battle Begins!』
倉庫から外に出てダッシュ!
走りながら見渡すと、荒野のマップで、周辺には枯れた木がぽつりぽつりとある。隠れるところは少なそう。
ちなみに、真っすぐ走ったり、正面へのジャンプだけなら、足のペダルを押すだけでいい。ずっと手足を動かすのは大変だからね。けど、急旋回や攻撃動作は、体を動かした方が断然早いので、どう動かすかはその場の判断だ。
センサーに反応。相手はどうやらスタート地点からあまり動いていないようだ。まだ姿は見えないけど、待ち伏せだろうね。
攻撃反応! 遠いのに!? 相手の攻撃の予想ルートは私に当たりそうにないので、そのまま真っすぐ駆け抜ける。周囲にドンドン実体ミサイルが飛んでくるなぁ。
弾薬かなり積んでるのかな? まっすぐ駆け抜けると、相手が見えてきた。両肩に巨大な大砲で、両腕にも実体っぽいミサイルポッド。腰にも何か棒状の武器が伸びている。
銃口がこっち向いてるし、少し右に進路を取る。先ほどまで居た場所に近いところを、相手の腰から放たれたビームが2本通過した。あの場に居たとしても当たったかはわからないけど、移動しておいてよかった。って、ビームを放出したまま追いかけてくる!?
相手が自分を中心として回転しているから、こっちにもビームが向かってくる。宇宙要塞でレベッカさんがやった方法だ!
相手に駆け寄りながら、ビームから逃げる。ただ相手の旋回のが速いので、私が相手に接触する前にビームが私へと届くのは確実。
自動走行のペダル以外に、手足を動かす。これで少しは速度が出るが、ビームの方も旋回速度を上げたのか追いつかれるのは変わらなさそう。
「接触まで、3、2、1、0!!」
当たる瞬間、地面に思いっきり伏せて、滑りこむようにしてビームの直撃を回避! 旋回速度を上げた相手は、即座に回転を戻せないのかビームがそのまま通過!
その隙に、全力ダッシュからの飛び掛かり!
相手の体勢が戻る前に、一気に近寄って覆いかぶさる。肩の大砲の根本に噛みついて、そのままマズルビーム! 口の奥からビームが発射され、相手の肩から背中にかけて破壊した。左腕撃破!
そのまま着地した場所を狙ったのか、相手が右腕をこっちに向ける。ミサイルがくる……ミサイルなくなってない? 空っぽに見える。
最初に遠い位置から撃ったときに、撃ち尽くしたのかな?
私の方が逆に、相手の胴体に向かって胸のロケットを発射。至近距離だったので、命中!
『Battle End!』
『Winner アカネ!』
「よっし、1勝目!」
10秒ほどの余韻のあと、試合会場のワープポータルに出る。蒼奈達に駆け寄って、蒼奈とハイタッチ。クルミちゃんにはピースサイン。
「あの回避、2足歩行では真似できないね」
「綺麗にくぐってました!」
蒼奈とクルミちゃんが、最後のビームの滑りこみ抜けの感想を話してくれた。
「2本の内、ビームが1本でも下にあればわからなかったけどね」
「2足歩行のロボットって足に武器が少ない印象」
ロボットって上半身に武器がいっぱいあって、下半身は移動にしか使わない印象がある。さっきもジャンプしたら上半身の武器でダメージを受けただろうけれど、下を潜るルートを取ったから安全だった。
「アオナさんと試合を見てて、ドキドキしました」
……あれ?
「もしかしてアオナ、クルミちゃんとフレンドになった?」
「一緒に試合見るためにね」
「ずるい! 私も! いいかな、クルミちゃん?」
「はい!」
胡桃ちゃんとフレンドになって、しばらくお話をしていると2回戦のアナウンスが。
「じゃあ、次は一斉に試合だね。お互いがんばろう!」
お互い励ましあって、バトルポッドに移動した。
『Plastic Model Battle!』
『Countdown!』
『5・4・3・2・1』
『Battle Begins!』
倉庫から射出されると、宇宙に出た。振り返ると、倉庫もなくなっていて、ただ宇宙が広がるだけ。ま、ゲームだしね。
今回は宇宙ということで、全力で走らない。むしろ、ゆっくりした足取りで宇宙を歩き、ステルスモードを発動させながら、相手に接近する。
宇宙に猫というと違和感のある環境に思えるが、そもそも、このプラモデルの名前は何だったのか。
『宇宙帝国 偵察部隊 宇宙仕様 ギリーキャットU型』
ムーン君は、ギリーキャットの中でも、最も宇宙に適したロボットとして作られている。加えて、元の箱の説明には相手の索敵を回避する性質がある上に、有視界での索敵が必要と書いてある。
センサーに相手の情報が来た。相手の位置は上で、下は宇宙。つまり、相手に背中を向けて香箱座りをすることで、背中の黒い面しか相手は見えず有視界であっても探しにくくなるのだ。
まったくセンサーに引っ掛からないことは無いので、ムーン君の上を右往左往してる。これってあれだよね。砂にもぐったロボットと同じ状況。遮蔽物がないから、センサーに反応があるし状況は違うけど、隠れているのは同じ。
こちらのかなり近い所を通過しそう。射撃を少しもしてこないから、ばれて無い……いけるかな?
獲物を狙う猫のように集中……今だ!
通過する瞬間を狙って飛び出す。相手は索敵のため速度を出し切っておらず、背中を向けていたのでそのまま後ろに飛びついた。
脚力には自信があるので、背中のランドセル部分を口と手で掴んで、相手の体を押しのけつつ手をひねると、背中と本体のパーツが外れた! そのままマズルビームで破壊しておく。これで相手の機動力ダウン!
振り返ってビーム剣を振ってくるので回避。宇宙仕様なので、宇宙での回避性能は非常に高い。
相手の周囲を回るように走る。足のビームは忘れずに撃つ。向こうは足にあるスラスターって部品だけしか宇宙での移動方法は無くなったから、動きが遅く、後ろへ簡単に回り込めた。そのまま背中へ猫爪で攻撃!
硬い。実体武器でも結構硬いってことは、PBCの場所直撃かな? 次は少し下側に……あぶない、足にビーム銃があった。後ろへ攻撃も出来るのか。とはいえ、かなり小さいビーム兵器。
振り返ろうとする相手の周囲をなんとか回って、再度背中への突撃チャンス! 一気に駆け寄る! ビーム銃の攻撃が来たけど、無視! 足に着けた長袖装甲にビームがぶつかってひん曲がったけど、そのまま腰の部分にしがみついてマズルビーム! からの、ミサイル!
『Battle End!』
『Winner アカネ!』
「よし!」
順調に勝てた。今回は宇宙で助かったと思う。相手のバックパックは、かなり色々搭載していて、移動だけじゃなく攻撃にも使っているみたいな装備に見えたから、早々に剥がせたのは運がよかった。
ワープポータルに出て見渡すと、蒼奈がいたので駆け寄る。
「勝ったよ!」
「僕も勝った。クルミちゃんはまだ戦闘中」
蒼奈が見てるモニターを見ると、胡桃ちゃんが相手と格闘戦をしていた。ビームをまとった実体のあるクマの爪はかなり鋭そうだ。
「見た目はぬいぐるみっぽいクマで可愛いのに、かなり強いね」
「簡単に相手の装甲貫いてる」
最後は、相手の胴体をクマの爪が貫通して、胡桃ちゃんの勝利。ワープポータルから出てきて、そのままこっちに駆け寄ってきた。かわいい。
「勝ちました!」
「おめでとう! 最後だけ見れたけど、強かった!」
「おめでとう。動きもよかったよ」
本当なら頭を撫でたいところだけど、フレンドの権限だけでは接触できないから仕方ない。頭の少し上の部分を撫でるふりをする。
これも、厳密にはアウトになる可能性もあってやらない方がいいんだけど、なんとなくやってしまった。相手は何が嫌なのかはわからないからね。
『まもなく、第3試合が開始します。該当選手は、バトルポッドの準備をしてください』
「きた。クルミちゃん、勝負だよ」
「はい! がんばります!」
「ふたりとも、全力でがんばって」
「アオナもね」
バトルポッドに入る。準備はいつも通り。
『Plastic Model Battle!』
『Countdown!』
今日会ったばかりで、いい子だけど、プラモバトルに来てるんだから全力で相手しなきゃ。それに……男の子ばかりの世界に、ひとりで飛び込む勇気や行動力。間違いなく強い。
『5・4・3・2・1』
『Battle Begins!』
倉庫から外に飛び出す。
「小学生が相手だからって、気を抜いたら危険だよね!」
デカールは若干の耐久が増加する程度で、プラモバトルに強い影響を及ぼすアイテムではありません。単純に見た目がかっこよくなります。上位ランクのバトルになるほど見た目にもこだわりがあります。




