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日常で世界を変える(世田編)  作者: mei


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2月8日 理由

 合格発表まで残り2日。焦らされるのは好きじゃないけど、こればっかりは仕方ない。僕は、朝から勉強をした後、ゆっくりとしていた。


 お母さん「那由多、3月に帰ってくるらしいよ」

 僕   「そうなの?」

 お母さん「うん。なんでかはわかんないけど」


 なんで、また帰ってくるのだろうか?


 僕   「そっかぁ」

 お母さん「那由多帰ってきたら、久しぶりにみんなでご飯行こっかぁ」

 僕   「そうだね」


 もし、受かったパターンを考えるとしたら、、、、、、、、、、、、。僕にはしないといけないことが大きく二つあった。一つ目は、アイツに会いに行くことだ。もしかしたら、アイツに会えるのはこれが最後になるかもしれない。僕は、そう考えていた。というのも理由があった。それは、アイツがどこに行くか教えてくれないからだ。もともとアイツの性格からして自由人だから、連絡を取るというのも現実的に難しいと考えていた。そうなると、卒業式までのどこかで会えるようにしないとな。ヘタすりゃあ、卒業式に来ないなんてこともありえるのかな?気がついたら、そんなことすら考えてしまっていた。せめて、山川とか新谷とか仲いいやつたちが会えてたら問題ないんだけど。そうだ、思い切って連絡しようかな。僕はすぐさまスマホをとりだした。


 お母さん「どうしたの?」

 僕   「いや、なんでもないよ」


お母さんは、なんとなく違和感を感じていたようだった。そう言えば、受かった時のことを考えて一人暮らしの準備もしなければな。そう言えば、那由多はどうやって一人暮らしの準備をしたのだろうか?全然記憶がない。

  

 僕   「そういえば、那由多の一人暮らしの準備ってどれくらいかかった?」

 お母さん「あんまり、かからなかった記憶があるかな」

 僕   「なんで?」

 お母さん「那由多が、安い物でいいって言うからさ」

 僕   「そうだったんだ」


 やっぱり、家計にいいように考えてんだな。


 お母さん「優斗は、安いもの買わなくていいからね」

 僕   「なんでよ」

 お母さん「そんなに気をつかわれても困るよ」


 うーん。那由多が、なぜ安いものを選んだのかはわからないな。たしかに、家計に優しいものをというのはわかるけど、那由多はそれだけで安いものを選ぶだろうか?私にはわからなかった。もしかしたら、他の理由があるんじゃないかと僕は密かに考えていたのだった。

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