↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

配信者・けっさくの導き 〜午前3時のシンデレラ〜

作者:はるか
最新エピソード掲載日:2026/10/13
午前3時。

それは、ほとんどの人が眠りにつく、静かな夜の時間。

しかし、誰にも言えない悩みを抱えた女の子が、午前3時ちょうどにとある配信アプリへログインすると、おすすめ欄に一つの不思議な配信が現れる。

その配信の主は、「けっさく」。

そこには、雪国の夜職のお姉さん「へい師匠」、関西のマッサージ屋さん「あさくらん」、そして素性の知れない暴れん坊お姉さん「キャプテン」など、個性豊かな仲間たちが集まっていた。

一見すると、どこにでもある賑やかなグループ配信。

けれど、その枠には大きな秘密があった。

午前3時に現れるその配信には、深い悩みを抱えた女の子しか入ることができないのだ。

学校でのいじめ、友人とのすれ違い、叶わぬ恋、家族との確執、将来への不安……。

さまざまな悩みを抱えた女の子たちが、まるで何かに導かれるように、けっさくの配信へと迷い込む。

けっさくたちは、そんな彼女たちの話に耳を傾け、時には笑わせ、時には叱咤激励しながら、そっと背中を押していく。

しかし、この配信には、もう一つの不思議な秘密があった。

救われた女の子たちは、配信を去った瞬間、そこで過ごした時間をすべて忘れてしまうのである。

誰に励まされたのか。

誰と笑い合ったのか。

誰のおかげで、もう一度前を向く勇気を持てたのか。

何一つ、思い出すことはできない。

それでも、彼女たちの心には、確かな温もりと小さな希望が残されていた。

そして今夜も、午前3時。

けっさくたちは、まだ見ぬ一人の女の子を待っている。

これは、記憶には残らなくても、心には残り続ける、優しくも切ない奇跡の物語。

午前0時に魔法が解けるシンデレラとは違い、彼女たちの魔法は、午前3時から始まる。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。