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宮野君の生徒会ハーレム日常譚  作者: くるみや


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24/27

第24話 文化祭準備

 今日から文化祭期間が始まる。約一ヶ月間、授業の時間が少し短くなり、朝や放課後の時間を文化祭の準備に充てるのだ。


「やりたい企画ある人、手挙げてー」


 今はクラスでの出し物で何をするかの話し合いをしている。我が西高の文化祭、通称:鳳凰祭は、一年生は教室での出し物、二・三年生は出店をするのがルールとなっている。


「ねえねえ宮野君」

「ん?」

「宮野君は何かやりたいものある?」


 うーむ。別にこれといってやりたいことは正直無い。ゆるく楽しめれば何でも良い。そう思っていたのだが。


「さっき聞いたんだけど、来客数が一番多かったクラスには賞金が出るんだって!だから宮野君の知恵も借りたいの」


 なんだって?賞金。ほーう。それは話が変わってきたな。智将・宮野かなめ、本気を出すとしよう。


「俺はインスタ映えを狙ったフォトスポットが良いと思う。店内の人員もそこまで多くなくていいし、その分宣伝に人を回せる。他の出し物より忙しくもならなそうだし」

「名案じゃん!それでいこうよ!ねー委員長ーどうー?」


 その後、俺の案が採用され、一年二組の出し物は「フォトスポット」に決まった。


 ***


 ある文化祭準備期間中の放課後。俺達一年生徒会は生徒会室に呼び出されていた。


「今から何するんだろうねー」

「悠月まだ来ないのかよ」


 呼び出した悠月はまだ来ていない。クラスの準備もあるんだから早めにしてほしいところだ。


「遅れてすまないみんな」

「遅いぞー悠月ー」


 ようやく悠月が来た。なにやら荷物を持っている。


「今日みんなに集まってもらったのは、文化祭でやる生徒会の出し物の説明をするためだ」


 イベント?いったい何をするんだろうか。生徒会でいくつか出し物をやっても良いという話は聞いているが。


「私達生徒会一年生は、『キャバクラ』をする」

「は?」


 反射で思わず心の声が出てしまった。


 キャバクラのルールはこうだ。


 ◇◇◇


 ・入場料は無し。ランダムな空いてる子に案内する。指名する場合は500円。

 ・ドリンク料として一律400円。全員1杯頼む必要がある。ドリンクをプレゼントする場合はプラス200円。

 ・ドリンク1杯で女の子と5分お話し出来る。

 ・ドリンクは1回の会計で最大3杯まで。それ以上は頼んでもお話しは出来ない。

 ・チェキ(ツーショット写真)を1000円払うことで撮ることが出来る。


 ◇◇◇


「出し物をやる期間は二日間あるだろう?四人ずつに分けて嬢と裏方を担当する。他に何人かの男の先輩に黒服役を依頼してある」

「出し物をやる期間って二日間あるの?」

「そうだぞ。なんでそんなことも知らないんだ、かなめよ」


 どうやらうちの文化祭は三日間あるらしく、一日目は近くのコンサートホールを借りてクラスや部活の出し物、二・三日目は学校での出し物をするらしい。何も話を聞いてなかったみたいだな。


 一年生は一日目の出し物にはほとんど関与しないらしいのでとりあえず一安心だ。


「みんなキャバクラなんてやりたくないかもしれない。そう言うと思って、売り上げトップ三人には景品を用意しているぞ」

「おー!何をくれるんだ?」

「それは秘密さ。だが良いものであることは保証しよう」


 とりあえずみんなやる気が出てきたみたいだ。


 俺も頑張りたいんだが、俺はどう接客するんだ?俺だけホストなのだろうか。


「かなめは女装してもらからなー。あ、『かなめ』じゃなくて『かなこ』ちゃんだな」


 マジかよ。

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