第16話 みんなで打ち上げ
勉強会を経て頭脳も心も進化した俺は、憂鬱なテスト期間をなんとか乗り切ることが出来た。
「お疲れ様!宮野君!」
「ああ、お疲れ様、風香さん」
「今から打ち上げで生徒会メンバーでファミレス行くんだけど宮野君も来ない?」
「マジで?もちろん行くよ」
「やったー!宮野君が来てくれて嬉しいなあ」
ノリで行くと言ってしまったが、果たして本当に大丈夫なのだろうか。
大量の女子の中に俺みたいな野郎が一人で居て良いだろうか。
他のメンバーは先に行ってるみたいなので、俺と風香さんは二人で学校近くのファミレスに移動した。
「二人ともー、こっちこっちー」
店内に入ると、悠月が俺たちを呼ぶ声がする。
悠月の方を見ると、既に桃さん、陽子さん、塩塚さんがテーブルに座っていた。ひよりさんと谷口さんは来られないらしい。
「俺達も座ろっか」
「うん!そうだね」
みんな一通り注文を終えたところで、悠月が口を開く。
「みんな、ゲームをしよう」
ついに、悠月主催のデスゲームが開催されるようだ。
「だが、会場はここでは無い」
何もない異空間に飛ばされる感じですか。
「この後、カラオケに行くぞ」
カラオケでデスゲームとは斬新なアイデアだ。
「いいよー!何するの?」
「それはまだ秘密。安心して。楽しいゲームさ」
どうやらデスゲームではないらしい。とりあえず一安心だ。
「今は食事を楽しもうじゃないか」
そう言ったところで、続々と注文した料理が運ばれてくる。
「テストお疲れー。かんぱーい」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
乾杯をして、みんなと話しながら食事を楽しんだ。
***
「さあ、ゲームを始めようじゃないか」
悠月はそう言って、鞄から何かを取り出した。
「なんだ?それ」
「お椀とサイコロだよ」
チンチロじゃねえか。




