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2話完結ですのでこれで最後です。


急が足でよくわからなくなっている。


助けて。

side1


「次は〜次は〜、アクアツアー、アクアツアー、ご入場する方は是非是非。」


ピンクのうさぎの被り物を被った人は駅の車掌のような言い方で目的地に着いたことを告げた。


僕を含め体の一部がなくなったみんな、不思議と痛みは全くない。

あんな大きな包丁にジェットコースター進む勢いそのままで当たりに行ったのに。

僕はそのせいで腕を失った。

でも、まだましな方だろう。顔、上半身、下半身がなくなった奴もいるのだから。

体がなくなったにもかかわらずみんなピンク色の涙を流して笑っている。


歩くたびにドロっと臓器がなだれでる。血の混じった悪臭が僕の鼻につく。


そしてside4はそんな彼らを見て体を解剖していた。おかしなことにピンク色であった。


「ほらホラー早く入りなよ。可愛い子がいるよ。」


見かねたのか案内人は僕たちを急かしてきた。


僕たちはアクアツアーに入った。


中は目がおかしくなりそうなものだった。ピンク色の壁、床。カラスの向こう側にはピンク色の液体。


その液体の中には恐怖の顔色を見せこちらに助けをこう人間、もうすでに何かに喰われた後を持っていた。

それでもこちらに虚ろな目で

「ダズゲェデェェエェェェェェエ゛!!!」

と叫ぶ。


僕はおかしくてたまらなくなった。


だっておかしくはないかい?

僕はおかしいよ。

だって僕の周りはみんな笑ってるはずなんだよ。どんなに痛めつけても、どんなにぐちゃぐちゃにされても、罵られても、馬鹿にされても、汚されても、穢されても、捨てられても、植えられても、沈められても、燃やされても、それなのに…それなのに


それなのに、それなのに、それなのに、それなのに、それなのそれなそれそれなのになのにのににににににににに。


ここにきて僕は初めて笑った。


ガラスの奥の彼らが喰われているのを見ても、ただただ可笑しくて、哀れで、滑稽で、楽しくて仕方がない。


そうか、ここまで、僕の心を性格を変えてくれたんだ。感謝しないと…


グシャ


…………………えっ?


何でどうしてどうしてどう…してシテシテ。

side2、僕の親友、長く付き合った幼馴染みよ。どうして僕の胸にナイフを突き刺してグリグリと動かしているの。

何でそれで、君が覚悟してやったはずなのに泣いているの。わからない。


僕には君がわからないよ。


でも、僕は…一つだけわかったんだ。


死ぬのは怖い、これじゃあ僕も滑稽だよ。

愚かしいな。罪深いな。


side4、君のおかげだ、ありがとう。


僕の彼女、あの子のことは、嫌いじゃなかったむしろ好きだった。でも僕が彼氏だったから不幸にしてしまった。僕らは狂っているから。


ナイフは僕の心臓を貫いてくれない。

流れてはいけない液体は止まることなくゆっくりと流れ出る。


じゃあね。


僕の友人たち。



やっぱりピンク色の液体が池のように溜まっていた。



side1 死亡



side2


side1はミラーハウスを出ると狂ったように性格が変わってしまった。

周りのみんなを殺し始めた。

何かに取り憑かれたかのように。

私は今まで通りの優しい彼に戻って欲しかった。


side3からは彼から離れろと私を無理やり引っ張ってきた。やめて、私は彼を彼を元に戻してあげたいの。そうすれば彼は私を見てくれる。多分きっとそう。


彼の彼女を私は殺した。彼を自分のものにしたかったから。

いや私は殺してない。殺させた。

彼はそれを知らない。

ここから無事に出て、テレビを見て彼がショックを受けているところを私はすかさず漬け込むはずだった。

でもでも、ドウシテコウナッタのもともと私はここに来るはずじゃなかった。彼の誘いに乗ってここにきた。けど、止めるべきだった。来るべきじゃなかった。


side4は私の肩を叩いた。

ナイフを片手に持って、うすら笑みを浮かべて。

「もう楽にしてあげなよ。彼苦しそうだよ。そうだ良いことを教えよう。彼を殺してあなたも死ねばあなたたちは死後の世界で二人っきりになれるよ。」

そう言ってきたのだ。


神のような提案だ。

私は喜んでナイフを受け取った。


そして勢いそのまま彼を刺した。

なかなか心の臓には届かないけど、何とか殺した。

真っ赤で赤黒い血が私の手につく。

彼の血だ。

私は血を一舐め、美味しい。この世で最も美味しい。

私は溢れ出る血を全て飲み干した。もちろん彼が死んだ後で、


その後私は笑顔で喉にナイフを突き刺した。


今行くからね。side………イヤダイヤダイヤダイヤダ、ソウダソウダ、あいつも、あの女も死んでたんだ。ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ、二人っきりにならない。


私が最後に目にしたのはside4の冷たい目線だった。


side2 死亡


side3


いつの間にか俺とside4だけになっていた。


メリーゴーランドは確かに綺麗だった。

だがそれだけだ。

美しいこの世のものとは思えないside2には劣る。


「次は観覧車だよ。乗りたまえよ。」


俺は美しいウサギの被り物を被ったやつから蹴られ押し入れられた。


1回転、2回転、3回転…………………10回転……20回転

止まることなく回り続ける。

しかも乗っているのは俺だけだ。


他の奴らside4も俺を置いて先に進んだ。


出して…出して…出してくれよ…出せよ出せよ!!!ここからっ……出せよ!!!!


誰もこの声に気づかない。

奴らはもうすでにアリのように小さくなっていた。


ドウシテコウナッタ、俺はただside2に頼まれて女を一人殺しただけだ。彼女の美しさを守れるなら、俺は殺人者にでもなる。利用されても良い。捨てられても良い。だがこんな終わり方は嫌だ。

助けろよ助けろよゴミども。お前らはこの世にいても意味がねぇ!俺が生きるべきなんだ。お前らが死ぬべきなんだ。


side2…



殺してやる。



俺はバックをのぞいた。

中には縄が入っていた。

誰が入れた。わからんが、ここから出るにはこれしかねぇ。


俺は首を吊った。



side3 死亡




side4


ようやくみんな死んだ。


彼に頼まれた通り。

なかなか時間のかかる依頼だった。

少しの間だったけど楽しかった。

彼らと友達で入れて。


自分は被り物をとった。


暑い。蒸し暑いわ。


せっかく用意した遊園地、みんなに噂広めてわざわざこんなところ作ったんだけど。


悪魔である自分を見初めさして。恋に落として彼の願いを叶えてあげたくなったからできたこと。


彼の願いは彼女を殺したあいつらとの関係を壊してくれ、そして僕を殺してくれだったんだから。


こんな簡単な依頼はない。

そんな簡単な依頼で彼の魂が手に入るなら安いもんだ。

さてギャラリーのみんなも霧にしないと。私の作った幻影。狂ったキャラに見せるための器。

この物語もハッピーエンド。

お終いおしまい。


さて、


根のないところに煙は立たず。


これからもこの会談は語り継がれる。

見ている人が覚えてる人がいる限り。


会談は人の思い出で生まれる。人の願いで生まれる。





「さて次はどんな会談作ろうかな。」


暗き森の中ある女性魔物が魂を一つ携えて。空を飛んでこう言ってるそうだ。


これは多数目撃されている。

これは一つの階段になり得るだろうか。


それはまた別のお話。






終わり方が臭い。

恥ずかしい。

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