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サバゲー狂想曲   作者: せな
まだまだひよっこなのです
59/81

攻め上手のエース達

「おっちゃん」

「向こうの5人こっちに変えてくれんかな・・・?」


「何を弱気なw」


「いゃ・・・」

「連続で蹂躙されたら心折れるわ」


「・・・・・・・・・・」

「それはアイツらにとっては称賛でしかないな」


「間違い無い」

「チームマカロゥはエース級がゴロゴロおる」

「このまま続けても毎回俺等負けるわ」


「そうかもな」

「けど5人も移したら戦力差10人やで?」

「流石に不味くないか?」


「店長何の話し?」


「あーエエとこ来たわ」

「実はな・・・」

「ゲームバランスとるためにメンバー組み替えようかなって話なんや」


「むむ?」


クレイン達を呼んで話を聞くことにした


「俺等は大丈夫やろw」


「どっからその自信出てくるのやら・・・」


「我々はどちらでも構わない」

「主宰の店長の判断に委ねる」


「リーダーのクレインが言うなら文句無いなw」

「よっしゃ次からお前等も赤チームや」


「了解!」

「ラジャー!」


エライ事になってしまった

まさかのチーム戦

しかも戦力差10人のハンデキャップマッチ

どんなゲームになるのやら・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さぁ上からだ!!」

「どう攻める?」


「はいは~い」

「籠っちゃうのが良いと思いま~す」


「却下や!!」

「折角戦力認められてるんやで?」

「やらな漢ちゃうやろ」


「アタシ等女の子っす」


「えっ?」

「ぐぶっっ!!」


冗談にも程がある

思わず鳩尾に正拳突きを入れてしまった


「攻めるにしても大階段は勘弁な」

「さっきと違って人手が足らん」


「やるんなら裏手やろうけど・・・」

「向こうも同じ考えやろしな」


「韋駄天はどうしたい?」


「僕は・・・」

「別に攻めても守ってもエエけど」


「韋駄天と鉄人にクレリックの3人で藤棚落として貰って引き付けてる間にブッシュから攻める?」


「陽動からの後方展開か」

「上手くハマれば勝ち目は有るな」

「それで行くか」


「奥階段に多目に割いて主力として押しきれるならそれで良し」

「ダメなら中階段経由のブッシュから遊撃隊でフラッグ狙うか」


「なら遊撃隊は精鋭部隊やね」

「誰が担当する?」


「家猫・女豹・フォックス・マーベリック・ダヤンの5人ってところか」


「クレインは来ないの?」


「この場合囮になる主力が花形やろw」

「俺は主力で指揮を取るから遊撃隊はフォックスに任せた」


「なんでアタシやねんw」

「遊撃隊は指示出さんでもやれるメンバーやから各自で頑張るわ」


「頼んだで」

「それはそうと今回は急かしてこんな」


「いっそ吹いちゃえば?」


「ほな行こかぁー」


クレインが吹く笛の音に一拍置いて返ってくる

それを受けてこちらも一拍置いて開始の合図を吹き鳴らした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


鳴らされた開始の合図に飛び出す2人

少し遅れて走るのは重量級のクレリック


遊撃隊の5人に加えて隊長とハンターが随伴する

隊長は中階段の防衛ハンターはハンバーガーヒルの抑えに当たるためだ


中階段に差し掛かる頃嫌な予感が過る


「お姉様回避!!」


先頭を走る女豹に声をかけ自らも右へと飛ぶ私の声に反応した家猫とマーベリックは右側へと飛んだ


直後にダヤンが前方の闇を凪払う


「うわっ!とっ!!」

「敵襲!!」

「中階段方面!!」


暗がりの通路を抜けた先

階段の下の方で声が上がる


黄色チームは裏手に主力を展開して一気に駆け抜けていたのだ

私は家猫にハンドサインで残るよう指示を出し女豹と共に戦線を離脱してブッシュへと分け入る


「思ったより黄色の進攻が早い」

「敵さんも指揮が高いわね」


「このままブッシュを突き抜けてハンバーガーヒルへ抜けますか?」


「その方が良さそうね」

「此処で迎撃し始めたら消耗戦になるし位置バレして進めなくなるから」


「同感です」

「上手く後ろに抜けれたら良いんだけれど」


ブッシュの中は気を付けていてもガサガサと音がする

銃声に紛れているが見付かるのは時間の問題だろう

大階段からは銃声が聞こえない


おそらく裏手に殆どの攻撃部隊を集中しているのだろう

全面衝突は此方に地の利がある

しかし膠着は必至でありどちらも攻めきれない泥沼の消耗戦となるのだろう


しかしそれは楽しくない


戦局の鍵は私達2人にかかっていると言っても過言ではないだろう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「隊長」

「此処は頼んだで」


「えっ?」

「ダヤンどこ行くの?」


「ここを押さえて貰ってる間にそっちのブッシュ入ってアイツらの上を取る」

「どうせ前の2人は下の奴等スルーしてフラッグに行く筈やからな」


「了解」

「でも・・・・・」

「独りで支えられるかは自信無いな」


階下へ牽制しながら答える隊長にダヤンが再び声をかける


「大丈夫や」

「もうすぐ本体が攻め上がる筈や」

「頼んだでぇー」


ガサガサとブッシュへ消えていくダヤン

しかし隊長には見送る余裕もなく牽制射撃を繰り返していた


「やばっ!!」

「弾切れや!!」


素早くマガジンを交換するがその隙を逃す筈もない


タタタタタッ


階段を駆け上がってくる足音に覚悟を決める隊長


シュドドドドドドドッシュドドドドドドドッ

シュドドドドドドドッシュドドドドドドドッ


真後ろから撃たれた銃声に驚く思わず飛び上がってしまった

振り向くとソコには姫の姿があった

その手に握られていたのはいつものMP5ではなく引退宣言したバンカーが遺したM16

強力な弾幕で再び階下の敵の頭を抑えた


「隊長大丈夫?」

「クレインの指示で援軍に来た!」


「助かったー」

「ちょうど弾切れで押し込まれるとこやったんや」


ダヤンが抜けた穴を姫がカバーして戦線を維持する

マグチェンジのタイミングをずらして弾幕を途切れないように維持していく


「もうそろそろ主力が来るよ!」


シュドドドドドドドッシュドドドドドドドッ

パカカカカッ

バシュンッカシャコッバシュンッ


階下で相継ぐ銃声に主力が合流したことを知った2人は一気に階下の敵の殲滅を図る


ヒュドドドッヒュドドドッ


ブッシュからダヤンの攻撃も加わり一気に戦局が動き出す


「後ろ取れましたね」

「フラッグアタックかけますか?」


「行こう!!」


女豹の返事と共に走り出す

しかし反撃が無い


おかしい・・・


全速力でフラッグへ向かうとガードが2人撃ってきた


たったの2人?


左へ迂回する女豹を確認して逆サイドへスライドする

ガードの2人も火線が分かれ2人の足止めには心許ない


植え込みで射線を切ると一気に距離を詰めた


ピィィーーーーーーーーーッ


遥か後方から笛の音が鳴り響く

我々はフラッグガードを置かなかった・・・


間隙を抜かれてフラッグを落とされたのだ

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