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サバゲー狂想曲   作者: せな
第一章 開戦
12/81

戦火吹き荒れて

全身の痛みに踞って動きたくない


笛は鳴った

けれど2つ聞こえたのは気のせいか?


踞っていると歩み寄る黄色チームの人が声をかけてきた


「大丈夫か?」

「ごめんなオーバーキルになってもうたな」


「大丈夫です」

「あの状況じゃ仕方無いですよ」

苦笑いしながら答えた


「えっ?」

「あんた女か!!」

「ごめんなー」

「大丈夫か?」


当時珍しい女性ゲーマーだったとわかると急に優しくなり人が集まる


「ところで向こうでも笛が鳴ったみたいやけど・・・」

「俺達にもわからん」

「前から聞こえてきたから負けたんやとは思うけど」


差し伸べてくれた手を取り立ち上がる


「ありがとです」

「どういたしまして」


雑談を交えながらセーフティへと戻る


途中で韋駄天と合流してフラッグアタックが成功したことを知り健闘を讃えあう


そして韋駄天に追走していた人が私より少し上のお姉さんだと知った


「はじめまして私はフォックスです」

「私は女豹」

「よろしくねー」


軽く握手を交わす


女豹さんは何度か参加した事のあるゲーマーで戦歴も私より長いアタッカー

もし敵になったら厄介そうだと思いつつ今回は味方でよかったと安堵した


上から戻ってくる黄色チームの面々は意気揚々として勝利に沸いている


はて?

こんな事ってホントにあるの?


聞けば「すり鉢」だと看破し紡錘陣形で全軍突撃をかけたとの事

多大な犠牲を払いながらもフラッグアタックを成功させたようだ


縦深陣の対しての一点突破作戦


大戦だねぇ

これぞサバイバルゲームって言う感じ


勝利を誇る黄組のアタッカーと惨敗を嘆く黄組のフラッグガード

釈然としないメンバー達が自然とセーフティゾーンの中央へと集まる


「ありゃ?」

「ほんなら同時にフラッグ落とされたんか」

「そのようですね」

「我々は上からの弾幕に応戦していたらフラッグ獲られた感じですわ」

「こっちは大勢で押し込まれて獲られた」


同時にフラッグが落ちるのは稀ではあるが時には有ること


「今回はドローやな」

一方的に負けたと認めたくない店長がニタリと笑う

「どちらも勝ったと言うことですね」


「そう言うことで今回はドローや」

一際大きな声で店長が宣言する


このゲーム会は平均4戦

帰り支度が目につく


そろそろお開きかなぁ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


店長が帰るので鷹の目(イーグル・アイ)としての定例会は終了となる


後は好きな者が残るだけとなる

60人近く集まっていた人達も次々と帰途に付く


我々はどうしようか?


興奮冷めやらぬクレリックは渋っていた

どれだけ残るのか様子を見てみよう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


撤収は早い

ものの10分で帰宅組は退散し残ったのは20名ほど

相談するため皆で集まった


「残りは・・・20人」

「その内半分は俺達闇夜の狼(ナイト・ウルフ)か」

「どうする?」

「現状では赤8黄色12」

「2人赤に変わって貰うか?」


フラッグやボンベは店長が持ち帰ったので今からは全滅戦になる

人数に差があると一方的な展開となる


「このままでも良いんじゃない?」


女豹さんが不敵に笑う


ちょっと待って彼我戦力差1.5倍ですよ?

姉さんちょっと無茶振りです


挙動ったわたしにウィンクする女豹さん

改めて見るとスタイルが良いのがわかる


170cm程の高身長にスラリと伸びた長い足

お胸もパツンと張っていらっしゃる


150cm足らずのチンチクリンとは大違い

私ももう少し背が高ければなぁ・・・


「ハンドガン戦なんてどうかな?」

「それは良いが本当に組分けしなおさなくて大丈夫か?」

「大丈夫♪大丈夫♪」


軽く笑う姉さんが頼もしいやら不安やら


兎に角次は何でも有りのハンドガン戦

戦場は大階段下の広場に決まった


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