◎ ウィリディス軍兵器一覧
本編登場のメカ紹介の回です。設定に興味ない場合は次の話へどうぞ。
※PS
TPS-1(A)ヴィジランティ:2.5メートル。ウィリディス製量産型パワードスーツ。装甲材はコバルト金属。薄い青い塗装の機体。人工筋肉繊維を使用。背部に制御システムとしてコピーコアを搭載する。バックパックにブースターを備え、大ジャンプが可能。
固定武装:肩部サンダーキャノン×2
TPS-1p:最初期生産型の1号機から3号機。装甲材はコバルト・ミスリル複合材装甲(CM装甲)。リアナ、アーリィー、マルカスなどが搭乗。のちの量産型に比べ、高価な装甲を使用。オプション装備のテスト機としても運用された。
固定武装:連装サンダーキャノン×2(肩部)
TPS-1AC:初期型ヴィジランティを近衛隊使用に改修したもの。肩のサンダーキャノンが最初期型同様、連装型に強化。魔力障壁展開の防御装置が組み込まれている。
TPS-1B型:高機動型装備を搭載し、当初はHM型と呼ばれたタイプ。広範囲可動を可能とするフレキシブル・ブースター2基の他、両肩、両脚にも小型ブースターを装備し、ジャンプの他、短時間の飛行を可能とする。浮遊石と追加ブースター備えた改良モデルも使われた。固定武装のサンダーキャノンはブースターのためにオミットされた。
TPS-1C型:浮遊石搭載型ヴィジランティ。TPS-3シルフィードに採用されたエアリアル装甲(風属性装甲)は、部分使用に留め、コストを浮かせている。ほぼB型だがバックパックにフレキシブル・ブースターに加え、フレキシブルブレードを備えているのと、装甲材が異なるのが相違点。
TPS-1D型:重装備型ヴィジランティ。閉所など回避が制限される場所での戦闘に備え、追加装甲を装備する。重量の面から、攻撃の集中する正面の装甲を重点的に強化している。のちのTPS-5ノームの装甲の張り方のテストモデルでもある。肩にはサンダーキャノンではなく固定式のシールドがそれぞれ装備されている。
TPS-2バーバリアン:トキトモ工房製パワードスーツ。傭兵マッドハンター専用機として開発され、ダークブルーのカラーリングが施されている。フレキシブル・ブースター2基にTPS-1Bと同様のブースター装備。浮遊石、コピーコア搭載。魔法障壁発生器、魔力レーダー、さらにライフルの弾倉交換用のサブアームを装備する。恐ろしくピーキーな機体。
固定武装:小型サンダーキャノン×2(胴体内蔵))
近接専用ライトソード×2
TPS-3シルフィード:風属性魔法金属エアリアルを採用した軽量型飛行パワードスーツ。機体カラーは濃紺。HM型(B型)をベースにしながらも、TPS-2バーバリアンの簡易量産型を目指して製作された。エアリアル装甲は風の膜をまとい、敵弾を逸らす効果があり、軽量。浮遊石を搭載することで、長時間の飛行を可能とする。
固定武装:近接専用サンダーブレード×2、エアリアル・シールド
TPS-4ウンディーネ:水魔法金属を装甲に採用した水陸両用パワードスーツ。全身緑系のカラーリングに、突起物の少ない細身の機体。ベースとなったのはTPS-2バーバリアンであり、その性能はTPS-1を凌駕する。火属性攻撃に高い耐性を持ち、カモフラージュ・コートと呼ばれる軽度の光学迷彩機能を有する。バックパックに二基のハイドロブレードを備え、水中での航行を可能とする。
リアナ率いるリーパー中隊に配備され、特殊任務に使用された。
固定武装:バイブレーションナイフ×2、パイルバンカーシールド
小型拡散型マギアカノーネ×2(胴体2)
TPS-5ノーム:大地装甲を使用した重装型。狭い場所での前衛での盾役などを担う。両肩にサブアームを装備し盾を保持する。振動武装を装備し、地形を啓開するなど戦闘以外にも工兵としての運用も可能。
固定武装:マギアカノーネ×2
EQランス×2
サブアームシールド×2
パイルバンカーシールド×1
マギアショットガン
TPS-6サラマンダー:炎装甲を採用する機体。装甲が熱を放射、接近する敵をひるます効果を持つ。機体のベースはヴィジランティではなく、ノームであり、肩にサブアームを備える。火を操り、主に近、中距離戦を得意とする。
固定武装:マギアカノーネ×2
フランメカノーネ×2
フランメシルト(サブアームシールド)×2
フレイムブレード×2
TPS-K1ケーニヒス・ティーゲル:ジャルジー専用パワードスーツ。ジンがクリスマスプレゼントとして製作した。鋭角的なフォルムにヒーローチックなカラーリングと、ミリタリー要素を薄めて作られた。またウィリディス軍メカ初のデュアルタイプの目を備える。火属性魔法金属フランメ鋼を装甲材に使用。これは周囲に高熱を放射し、接近する敵を怯ませ、かつ火傷をさせる攻防一体の特性を持つ。
※PS用武器
ボンバーナックル:腕部装備の近接武器。指を保護し、敵を殴る。ヒットと共に爆発系魔法が炸裂する。
スパイクハンマー:スパイク付きのパワードスーツ用ハンマー。ヒットと同時に点火魔法でスパイクが打ち出され、さらに敵にダメージを与える近接武器。
サンダーブレード:片刃の片手剣。刀身に電撃を流す武器。
ライトソード:光属性の魔力剣。刀身が光魔法によって形成されるため、携帯性に優れる。
THMG-1重機関銃:20ミリ弾を連続使用する実弾系機関銃。この改良型がウィリディス軍戦車や戦闘機に搭載されている。ボックス型弾倉に100発を装填する。
20ミリロングレンジライフル:パワードスーツ用長距離ライフル。狙撃銃として使用もできるが、実際は対物ライフルが近い。20発入り弾倉を使用。
MR-1マギアライフル:パワードスーツ用魔石小銃。装備セレクターの操作で、各種属性の魔法弾を撃つ。銃身を短くしたカービンタイプなどバリエーションが存在する。
エアリアルランチャー:風属性魔弾を放つロケットランチャー型の武器。
EQナックル:腕部装備の近接武器。叩きつけるとアースクエイクの魔法が発動する。どちらかというと障害物破壊用の武器。
ドラゴンテイル:パワードスーツ用長剣。実体剣であり、斬撃はもちろん、打撃武器としても強力。
※戦闘車両
・BVS車両:部位ごとに換装、組み替えることで、異なる性能を持つ車両などを整備する計画。
基本部位
Aパーツ:高速ホバーユニット・ホバー型偵察車両、ないしPS用サブフライトシステム。
Bパーツ:メインウェポン・ブロック。76ミリ実弾砲のタイプ1、20ミリ機関砲装備のタイプ2、対空用サンダーキャノン装備のタイプ3などがある。
Cパーツ:コアユニット。操縦席、車長席を備え、各部位の接続ポイントとなる。
Dパーツ:サイドホバーユニット。メインの推進装置となる。
Eパーツ:輸送ユニット。弾薬庫や兵員輸送、その他輸送用に使われる。
主力戦車:76ミリ砲を装備したウィリディス軍主力戦車。ホバーユニットによる高速移動能力を持つ。戦車乗員は二名(操縦士と車長)+ゴーレムコア。
歩兵戦闘車:主力戦車と共に戦場を移動し、歩兵を輸送する支援戦闘車両。20ミリ機関砲、マギアカノーネ1門を搭載。歩兵8名を輸送し、必要なら支援を行う。
高速軽戦車:ある程度の戦闘能力を持つ軽戦車。サイドのホバーユニットがないため、全幅が約半分と狭い場所での移動も比較的用意。ただしその分、実弾系主砲を扱うのが困難で、武装は歩兵戦闘車と差はない。
高速輸送車:カーゴブロックを牽引するホバーユニットとコアユニット(場合によってはホバーユニットのみ)の輸送車両。Eパーツを連結させたホバートレイン形態で、大量の物資輸送も可能。
高速偵察車:Aパーツ単体。基本はゴーレムコアによる無人制御。ホバー推進による高速偵察のほか、1機のパワードスーツの戦闘状態での輸送が可能。
※航空機
TT-1スピアヘッド:ウィリディス軍最初の有人航空機。のちのファルケに似た試作航空機。英雄魔術師時代に、古代機械文明時代の発掘航空機を操縦した経験を元に試作された機体。カタパルトからの射出により発進。着陸は収納された車輪を出して行うか、浮遊魔法による着陸制動装置を使う(魔力を消費する)。突っ込みは鋭い一方、機体の形状から旋回性能は悪い。機体の軽量化魔法で、一定の滑空などが可能な反面、その分の魔力消費のために、機体の飛行時間、航続距離は短い。コピーコアを搭載し、以後のウィリディス軍航空機の基本は押さえられている。矢じり型。全長9メートル。武装はない。
TF-1ファルケ:鷹の意味。トキトモ工房製の魔導エンジン搭載無人機。人間が搭乗することを考慮していない小型機であり、操縦はシェイプシフターが担当する。別名シェイプシフター戦闘機。その胴体は三角形を基本としたシンプルなものとなっている。
武装:小口径電撃砲×2 胴体下ウェポンベイ(ミサイル×3)、他、ロケット×6
TF-2ドラケン:トキトモ工房で作られた魔導噴式発動機搭載の格闘戦闘機。胴体左右に空気と魔力取り入れ口を持ち、後部のエンジン内にて魔力爆発を起こす力で推力を得る。E-3型魔石エンジン1基(単発式)。二枚の水平翼と一枚の垂直尾翼を持つ。
全長14.8メートル
武装:サンダーキャノン×2 翼下ハードポイント×4 胴体下ウェポンベイ
TF-2Cドラケン・カスタム:TF-2戦闘機にベルさんが魔力を流し込み、強化・魔改造した機体。主翼が大型化、可変翼となり、機首にカナード翼を備える。オリジナル機よりスピードも運動性も大幅に強化されている。独自装備として魔力を刃とする近接格闘武器を装備する。
TF-2Bドラケン(改):浮遊石を搭載したドラケン。航続距離が伸び、スピードの向上に加え、武器積載量が増えている。20ミリ機関砲を1門追加。
TF-3トロヴァオン:魔導噴式発動機搭載の戦闘機。ポルトガル語で「雷」の意味。鋭角的な胴体に二基の魔導式E-4型魔石エンジンを搭載。二枚の主翼は水平に伸び、上下二枚ずつ計四枚の可変式尾翼を持つ。
全長15.6メートル
武装:サンダーキャノン×2 翼下ハードポイント×6 胴体下ウェポンベイ×6
TF-3Bトロヴァオン(改):浮遊石を搭載したトロヴァオンの改良型。ドラケン改同様、航続距離、速度が向上している。また20ミリ機関砲も追加された。
TR-1ポイニクス:大型汎用偵察機。浮遊石を搭載し、巡航速度ではほぼ無限の航続力を誇る。
主翼内に推進用の魔石エンジンを片翼2基、両翼で4基搭載する。最大速力の場合は、トロヴァオン並みの高速力を発揮するが、その場合はエンジンの魔力の消費量が回復量を上回るため、燃料を消費する。
胴体中央は貨物エリア。人員輸送や物資輸送、あるいは観測機器を搭載し、任務に応じて配分は変わる仕様である。長期間の空中任務に備えトイレと簡易キッチンを備える。
全長38メートル、全幅40メートルの大型機である。
武装:旋回式単装サンダーキャノン×3 ミサイルランチャー×2
TR-2ドラゴンアイ:無人型長距離偵察機。TF-2ドラケンをベースに、偵察・観測機材を搭載。実用化された機体のパーツを流用することで、革新的な技術こそないが高い稼働率と低コストを実現した。コピーコアによる無人制御機。機体数の少ないポイニクスを補い、ウィリディス軍の偵察任務の主力機となる。
武装:なし
TH-1ワスプ汎用戦闘ヘリ:ウィリディス軍の主力汎用戦闘ヘリ。機首にタンデム式の操縦席を持ち、前席がガンナー、後席が操縦士となる。4枚の大型メインローターに備え、全体的なシルエットは現代の軍用戦闘ヘリと同じ。なおコクピット以外に人員を乗せるスペースがないため、胴体下部に兵員輸送コンテナを搭載することで補っている。スタブウイングにハードポイントを各2つ、計4つを備え、ミサイルポッドやロケット弾ポッド、増槽(燃料タンク)などを積載可能。
武装:魔石機関砲(のちに20ミリ機関砲)×1、ハードポイント×4
TA-1ワスプⅡ地上攻撃機:ワスプ戦闘ヘリをベースに、ローター部分を排除。浮遊石を搭載し、低高度を高速で移動。地上の敵を排除する。機首に機関砲を1門、スタブウイングだった主翼にはミサイルポッドやロケット弾ポッドを搭載可能。ワスプに比べ、運動性が向上、また装甲も強化されている。
武装:30ミリ機関砲×1 ハードポイント×4
TAT-1ヴァイパー:双発の魔力エンジンを積んだ小型揚陸艇。細長い船体、フレキシブルブレードを備えるも主翼というべき翼がないために、飛翔する蛇のように見える。正面からの被弾面積が小さい。機体下面に物資輸送コンテナや、揚陸コンテナを懸架する。ワスプ戦闘ヘリ以上の輸送量を誇り、完全武装の戦車1両を運ぶことができる。
武装:30ミリ機関砲×1
※航空艦艇
ディアマンテ級巡洋戦艦:『ディアマンテ』
全長:271メートル
機関:インフィニーエンジン(魔導機関)Mk-9
武装:14インチ(35.6センチ)連装プラズマカノン×6基(12門)
4インチ光線広角機銃×24基(48門)
5連装ミサイルランチャー×4
8連装ミサイルランチャー3
収束魔導放射砲×2(増設)
艦載機:8
・古代機械文明時代、テラフィデリティア航空軍にて使用されていたバトルクルーザー。戦艦級の火力と巡洋艦並みの高速性能を誇り、高速戦闘艦隊を編成、アンバンサー軍と交戦した。
一番艦『ディアマンテ』はテラ・フィデリティア第二艦隊の旗艦を務めた歴戦艦。
(※武装の広角砲は誤字にあらず。 高角砲×)
巡洋型中型空母:『アグアマリナ』
全長:200メートル
機関:インフィニーエンジンMk-15
武装:6インチ(15.2センチ)連装プラズマカノン×2(4門)
4インチ広角連装光線砲×18(36門)
単裝ミサイルランチャー×4
6連装ミサイルランチャー×4
艦載機:28機(格納庫通路込みで38機。さらに駐機甲板+18機 最大56機)
(上部格納庫7×2 下部格納庫7×2 格納庫通路5×2)
・テラフィデリティア航空軍で使われていた高速改装空母。アンバル級ライトクルーザーを基本船体として流用して、生産性を高めている。大型空母の不足を補い、高速戦闘艦隊に随伴可能な空母として活躍した。
浮遊島に残存した原型の残っていた艦艇としてジンたちに回収される。トルネード航空団の戦闘機2個中隊(露天含め3個中隊)を搭載する。シップコアにアグアマリナ・コピーを搭載する。
アンバル級ライトクルーザー:『アンバル』
全長185メートル
機関:インフィニーエンジンMk-14
武装:6インチ連装プラズマカノン×4
4インチ単裝広角光線砲×16
艦首ミサイルランチャー×4門
旋回式3連装ミサイルランチャー×2
収束魔導放射砲×2(増設)
・テラフィデリティア航空軍の大戦後期の量産型軽巡洋艦。アンバンサー戦争における人的資源の枯渇を鑑み、無人制御のシップコアを搭載して建造された。前期型96隻が建造。後期型や高速空母に改装された艦など、同級から派生した型も存在する。
高高度浮遊群でジンたちに発見された艦は95番艦。
アンバル級ライトクルーザー(後期型)改:『グラナテ』
全長185メートル
機関:インフィニーエンジンMk-15
武装:6インチ連装プラズマカノン×4
4インチ単裝広角光線砲×16
艦首ミサイルランチャー×4門
旋回式4連装ミサイルランチャー×2
収束魔導放射砲×2(増設)
高高度浮遊群にて回収されたアンバル級の改良型。元となったのは大破漂流していたアンバル級後期型、25番艦と77番艦の船体をつなぎ合わせて修復された。
当初はシップコアがなかったが、のちに回収されたダンジョンコア『グラナテ』を搭載。さらにオリジナルにはない武装として、魔導放射砲と呼ばれる大出力魔法(光の掃射魔法)発射機を搭載する。
巡洋型強襲揚陸艦:『ペガサス』
全長:185メートル
機関:インフィニーエンジンMk-14
武装:6インチ連装プラズマカノン×1
4インチ連装広角光線砲×8
4インチ単裝広角光線砲×16
旋回式3連装ミサイルランチャー×10
艦載機:
・格納庫:航空機(最大)24機(12×2 露天含まず)
戦車ほか(最大)60両(30×2 露天含まず)
高高度浮遊群にて回収されたアンバル級の船体と、輸送船のカーゴブロックを接合した改造艦艇。ボックス型の艦首と、軽快な巡洋艦の艦体というキメラ。
艦首部に航空機や戦闘車両を搭載する。当初はシップコア、ダンジョンコアも搭載しなかったため、コピーコアで代用。のちにサフィロ・コピーをコアとして搭載した。
小型軽空母:『アウローラ』
全長152メートル
全幅48メートル 全高46メートル
武装:対空用サンダーキャノン×8
艦載機:12機(搭載だけなら16機。露天含まず))
高高度浮遊群の資材をもとに、簡易設計で建造された小型軽空母。格納庫は巨大なコンテナであり、それを二つ。そのほか接合用の甲板に艦橋、エンジンブロックと最低限の居住区を搭載した簡素な設計で作られている。浮遊石により空を移動するも、アンバル級などの艦艇に比べて低速。
ウィリディス航空艦隊の空母として航空隊を2個中隊(露天含めて)を戦場空域近くまで輸送した。
シズネ級ミサイル艇:『シズネ』
全長:45メートル
武装:5インチプラズマカノン×1
5インチ単装プラズマ副砲×2
20ミリ連装光線機銃×4
88センチ三連装対艦ミサイル発射管×1
テラ・フィデリティアが使用していた小型ミサイル艇。装甲は貧弱だが、速度が持ち味の快速艇。艦底部に三連装の大型ミサイル発射管を装備する。
ウィリディス軍の他、ヴェリラルド王国やエルフの里向けに少数がウィリディス工廠にて生産される。標準型に加え、地上攻撃に特化したガンシップ型など改造型も作られる。




