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第七十話

第70話

王城会議


王城ルミナリア。

七人は

城の奥にある会議室へ案内されていた。

大きな扉。

重い音を立てて開く。

中には

王国の重臣たちが集まっていた。

長いテーブル。

鎧の騎士。

ローブの魔導師。

そして

奥の席。

アルヴェリア国王。

白髪の王が

静かに座っていた。

リュカは少し緊張していた。

「すごい……」

エリシアが小声で言う。

「王国の中枢だね」

アルベルトは前に出た。

「父上」

国王がゆっくり頷く。

「アルベルト」

その声は穏やかだった。

だが

目は鋭い。

「地下の件は聞いた」

アルベルトが言う。

「黒月の魔導師が侵入していました」

会議室がざわつく。

重臣の一人が言う。

「黒月だと?」

セレスティアが前に出た。

「こちらです」

机に地図を広げる。

王都の地下構造。

赤い印。

セレスティアが説明する。

「この印は地下通路の要所です」

「黒月は王都全体に何かを仕掛けています」

騎士団長が言う。

「罠か?」

セラフィーナが静かに言った。

「魔法陣の可能性」

重臣たちの表情が変わる。

アルベルトが続ける。

「まだ目的は不明です」

「ですが」

「王都規模の計画です」

王が静かに言った。

「危険だな」

短い言葉。

だが重い。

その時。

一人の男が立った。

豪華な服。

鋭い目。

第一王子だった。

「弟よ」

アルベルトを見る。

「王都の地下に潜っただけで」

「そこまで騒ぐのか?」

会議室が少し静まる。

リュカは小さく呟く。

「お兄さん……?」

エリシアも小声で言う。

「第一王子だね」

アルベルトは冷静だった。

「証拠はある」

地図を指す。

「これだけの準備は偶然ではない」

第一王子は少し笑った。

「闇の魔導師の噂など」

「昔からある」

だが

国王が口を開いた。

「十分だ」

会議室が静まる。

王は言った。

「調査を進めよ」

「騎士団も動かす」

アルベルトが頷く。

「承知しました」

リュカは会議室を見回した。

王。

王子。

騎士団。

魔導師。

王国の中心。

そして

その地下に

闇が広がっている。

黒月。

その影は

確実に

王都へ迫っていた。

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