21 準備
どうぞよろしくお願いします。
「「テストお疲れさまー!!」」
ジュースで乾杯。ちょっとテンションがおかしい私達に笑っちゃう。
食堂ランチを終え、駅に向かって歩いている時にスマホが震えた。
見ると真理先生。
『テストお疲れ様
明日の土曜日、テスト採点日で生徒は学校休みでしょ
駅前のファミレスで13時に会わない?』
まあ、定期券があるからいいけど。アキも明日、一緒に出てこれると言ってくれた。
私は『いいですよ』と返事をした。
すぐに田中先生とアキと私でグループlineを作ってあったので、そこに画面をスクショして投稿した。
「私、一緒に行くけど、ちょっと離れて見守るから」
「ありがとう、アキ。心強い。
でも、何言われるんだろう……」
田中先生からは『了解』のスタンプが来た。
なんか、軽いなー。
家に帰ると田中先生から情報が来てて、詳しいことがわかる。
真理先生は出勤だけど、12時半までなんだって。
だから13時待ち合わせなのか。
私は12時には行って先に座っていることにした。
アキは顔を知られてるから、私と一緒に行き、近くの席で死角になりそうなところを探して座るという。田中先生も昼を食べに出られるから12時に出てきてくれるそう。本当は1時間ほどの休憩時間だけど、理由をつけて2時までにするって。
何言われるか見当もつかないけど、呼び出してまで言いたいことって何だろう?
次の日の11時くらいに私はアキと約束があると母に言って家を出て、いつもの駅に到着。いつも制服でくる駅だから、私服だと、なんか変な感じ、時間帯も違うしね。
アキと待ち合わせたら、なんと……、相原君を連れて来てて!!
私は相原君に「なんか……、ごめんね」と謝った。
「いいって、話しはざっと聞いたけど。
相手が女性とはいえ、逆切れされたら大変だし。
真理先生って、あの理科室で会った若い女の助手みたいな先生だろ?
アキより、顔わからないと思うから」
おや……、『アキ』だと!?
気にはなったが、わいわい騒ぐような感じでもないので、ファミレスに向かい、私は待ち合わせと言って奥のふたり席を選ばせてもらい、アキと相原君は衝立を挟んで隣に座れた。
アキはこの席に向かってくる人に背を向ける感じで座り、さらにニット帽をかぶり、メガネまでかけていた。変装!?
相原君は顔が少し見えるかもということで、12時半になったら、メガネ外すそう。そこまで悪くないんだって。メガネ外しても0.5くらいあるとか。
田中先生もまもなく来て、反対側のブロックというのか、ドリンクバーのそばなんだけど、たぶんこちらの動線からは死角になりそうな奥に席を取れたよう。
女性と一緒で私は驚いた。
「え? 近藤先生?」
中学の数学の先生だよね。私のこと知らなくて注意された。田中先生と知り合いなの?
読んで下さり、ありがとうございます。




