落ちる
あらすじ
研修も終わり、シフトを組むことになった三人。とりあえず適当にシフトを組まれた。
仕事があるまでは暇な三人は各々自分のしたい事をするのであった。
散歩してくる。
「へぇ、縄君って散歩するんだ。行ってらっしゃい!」
…家にいると落ち着かないから外出てみた。けど…
結局落ち着かない…。仕事がないと、なんか、こう…
見捨てられそうな…。
二週間に1回ぐらいしか仕事がないなんて…
あ、そうだ…パトロールすればいいんだ。そしたら幾分かマシになりそう。
案外こうして歩いて見ると、平和だな。それが一番なんだが…
パトロールなんだし人気の無いとことか歩いた方がいいのかな。
「…」
……ん?あの子、何してんだろ。
「……」(よじよじ)
…は?
待っ
(パンッ)
ぁ…救急車…!
「……ぅぅ…」
良かった。生きてる。…待ってろよ、今救急車を…
「近寄らないで!」
えっ…
(ヒュ〜〜〜)
あぐっ…(ドスン)
なんだ今の…吹っ飛ばされた…?
「…今の……何?」
おい!落ち着け!
「もう1回…!」
(ヒュ〜〜〜)
ちょっ!なにか掴むもの!(ヒュルル…グイッ)
何だ…これ。え、俺…浮いてる?
「……ふふ…ふ。よく分からないけど…凄い。これでアイツらを…」
まずい…待て!
「……ふ、ふふ…あはは…」
っ、浮いてる…。なんの能力…?
(ドサッ)
痛ってぇ…。でも少しわかったぞ。落下させるんだな、好きな方向に。
あの子の向かった方向…人通りが多いな…
急がないと酷い被害が…!
「ここに…。今は授業中ね…。まぁどうせアイツらは授業なんか受けずに…。
殺さなきゃ…。殺す。…殺すべき…。」
はぁ…はぁ…。速い…もっと、ゆっくり移動…しろよ…。
「着いてきたんだ。まぁいいや…邪魔しないでね。」
悪いがさせてもらうぞ。仕事だからな。
いや、まぁ…今日は俺の担当じゃないんだけどその…
「うるさい」
(ヒュ〜〜〜)
まただ…うぉっ!?(ヒュルル…グイッ)
今俺は、北に落ちてるってわけか…
「しぶとい…まぁいいや…そこでじっとしてて。」
クソ…めんどくさい能力だ…
「アイツら…どこに?ここにもいない。授業に出てる?いや、そんな訳ない。先生、アイツらは?」
「ヒッ、化け物め…」
「早く…!アイツらは?!」
「あ、アイツら?…あ、あぁ。あの不良どもか、サボりだよ!どうせゲームセンターとかに…」
「はぁ…そっか。」
「な、なんだよ…近づいてくるな!」
「そういえば先生もアイツらと一緒に…」
「え、いや、違う!俺は…やらされただけで…」
「先生、東に落ちてみない?」
「は、何言って…(ヒュ〜〜〜)
なっ?!助けてくれ!嫌だあああぁぁぁ…
「アイツらを探さないと…殺さないと…」
「ああああああああぁぁぁ…んぐっ」
ふぅ…はぁ…大丈夫か?
「ぇ…あ?…だ、誰だ?」
あの…ちょっと…そこのフェンス掴んでくれ…重いんだよ
「あ、あぁ…」
なぁ、オッサン。お前ここの教員だよな?あの子について教えてくれ。
「え、はぁ?…いや、ちょっと待ってくれ」
早くしろ!人の命が掛かってるんだよ!
「は、はぁ?あぁ。えーっと、あの子の名前は小野落 虹橋で、クラスはたしか…」
あ〜そういうことじゃなくてその、あの子がショック受けた事件とかクラスの子と上手くいってなかったとか…
「それは…」
あるんだな
「だが、俺は何も悪くなくて…!」
いいから教えてくれ。それからだ。




