世の中、あきらめなきゃいけないこともある
世の中はマイノリティに優しくない。と時々思う。
同じくらいありがとう! これで生きていける! とも思う。
が、やっぱりあきらめなければいけないこともあるのである。
①保険
うつ病が回復してきて、いろいろ考えられるようになったころのことである。
湯兎は虫垂炎で一回入院し、「保険に入ろう」と思うようになった。
湯兎は、どんなに必要でも、困っていても、すごく体調が悪くても、すぐに病院に行くことができぬ。
結果、悪化させ、本当ならいらぬ治療が必要になったりする。
もしかしたら大病を患うかもしれない。
ということで保険に入ることにしたのである。
さて、たいがいの保険では入院、手術したら、保険に入るにはちょっと期間を置かなくてはいけない。
湯兎はちゃんと期間をおいて、いざ保険に加入しようと申請した。
正確には、申請しようとした。
できなかった。
事前審査でひっかかったのである。
さて、何がひっかかったのか。
「あなたは現在通院していますか?」
……。
…………。
………………。
理不尽だ、と心の底から思った湯兎である。
通院していますか? 通院しておりますが。心療内科にであるが!!
発達障害、双極性障害が人間社会で生きていくのに必要な薬とアドバイスをもらっておりますが!!
体は、健康体とはいえぬかもしれぬが、目立った病気はないのである!!
なのに「通院している」というだけで一発ではじかれてしまったのである。
納得がいかぬ。理不尽だ。
発達障害、双極性障害に病院に行くなというのは、健常者に……ううむ、たとえが思い浮かばぬ。
私にとって病院は「行かなければ遠からず死ぬ」ものである。
生命維持に必要なことをしているだけなのに、またそれは私だけではなく多くの発達障害者や双極性障害者がそうであるのに、なぜ「通院しています」の一言でセーフティネットからはじかれねばならぬのだ。
理不尽だ!! と心の底から思う湯兎である。
※発達障害者、知的障害者をターゲットにした保険がある。湯兎が加入したのは「ぜんちのあんしん保険」という保険である。




