表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/42

002 ようこそ異世界

 さぁ、我らクラス一同は今俗に言う異世界におります。床が石で出来ていて座ってるとお尻が痛い!。でも立ったらなんか、発言しなきゃいけなそうだから大人しく座ってましょう。


「こ………ここはどこなんですか?」


 お、女子のクラス委員こと………名前なんだっけ?。まぁいいや、女子のクラス委員略して女委が立ち上がってドレスを着た人に問いかける。

 足はガタガタと震えている。

 うんうん。そうだよねぇ、何処かわからない+鎧着たやつらに囲われてる。普通ビビるよねえ。よく勇気を振り絞って聞いた。うん、すごい。


「ここは勇者様方の世界とは異なる世界。いわゆる異世界です」


 異なる世界と書いて異世界だからね。そのまんまだね。………というか、日本語通じるんだね。


「い、せかい…………」

「まさか!俺らに魔王と戦えって吐かす(ぬかす)んじゃねえだろうな!」


  お、クラス一の不良君。まぁ、不良と言っても今時の不良っぽくないリーゼントできめてる古風な不良ですよ。


「その通りです。勇者様方には邪の魔王と戦い、打ち倒してほしいのです」


 邪の魔王?。魔王でよくない?あれか?複数いるんか?。炎の魔王とかそんな感じで。それともそういう総称かな?。


「ふ………ふざっけんなぁああ!!」


 不良君は拳を握りしめ、姫様っぽい人に殴りかかる。が、周りの兵士たちの槍を一斉に向けられ動きを止められる。


「グッ!…………」

「おやめなさい!。武器を下げるのです」


 お、やっぱり権力ありそう。姫様決定!。

 姫様の一言で、兵士たちの槍は下ろされる。


「大変勝手な事を申しているのはわかっております。ですが、我々も手段を選んではいられないのです」


 ふ〜む。必死そうに話してるけど、なんか胡散臭いなあ。なんていうの?、「大体話すけどこれだけは話さないようにしなきゃ!」的な。


「…………わかりました」


  お、男子のクラス委員こと………また名前が…………よし!男委君!。

 男委君は立ち上がるとその一言を述べる。

 おい?嘘だよね?。なにわかりましたって?。


「俺は協力します。どの道、帰り方を探すためにこっちにいなきゃいけないし」


 そんなお使いのついでにあばあちゃん家行くノリで言うなー!。

 そいつらにまず「俺らは帰れないんですか?」って聞けや!。まぁ?どうせ?「申し訳ありません。呼ぶ事は出来ても帰すことは…………」って!言われるだろうけどもね!。テンプレっすよ!。


「わ、私も!………協力します………」


 女委さん?。男委さんの熱に当てられました?。やめましょうよ?。何があるか分からないこの異世界、最悪死にまっせ?。

 そんな僕の思いと裏腹にクラスの皆、「僕も!」「俺も!」「私も!」「お前だけにカッコつけさせないぜ!」などなど、まぁやる気出しちゃって。

 カバネまでやる気だしちゃって、人間みんな単純やねえ………え?お前はって?。

 空気読んで立ちましたよ。無言で。



 そこからはとんとん拍子に話が進みましてね。

 なんか、この世界ってスキルがあるらしい。

 異世界人は初期からスキルを持っていて少なくて2つ。多くて3つやて。

 普通は何かのきっかけや特訓で身につくらしい。

 で今な、一人一人順番に部屋に呼ばれて鑑定するらしいねん。なんか、スキルは友人同士でも下手に明かさない方がいいって事で一人一人らしい。

 あと、なんで日本語通じるかわかった。

 この城自体。あ、ここやっぱり城だったよ。移動中、窓あったから覗いたらすごい絶景でした。はい。

 で、この城自体、特別な力が働いていて言語が通じるらしい。つまり、外出たら通じないわけだ。………勉強かあ。


「シカバネ、お前さっきノリ気じゃなかったろ」


 マイベストフレンドが話しかけてくる。流石、僕のことをよく見ている。というか、ちゃんと小声で話しかけてくれるとは。

 さては貴様、モテるな?。


「………ん。胡散臭い」

「そうか…………わかった。俺も警戒はしておく」


 え………やだ。カッコいい…………まさかすんなり信じてくれるとは。「………ん。胡散臭い」だけで信じてくれるとは。

 まぁ、信じるも何も何となくそう感じるだけで確定要素は全くの0。だけど、あっちを信じる要素も0なんだよなあ。


「次のお方」


 扉の前に立っている兵士が呼びかける。

 さてさて?お次は…………あ、僕だこれ。


「行ってくる…………」

「おう、また後でな」

「ん…………」


  かなり短縮された会話をした後、扉前まで歩き兵士が開けた扉の中に入る。

 その部屋はあまり広くはない。具体的に言うと多分、2、30人も入らない。

 その証拠に今この部屋には兵士2名、姫様1名、そして僕だけなのに広く感じない。

 あと、真ん中に円卓とその上に木の箱、さらにその上に水晶が置いてある。そりゃ、こんなのあったら余計狭く感じる。


「それでは、手をこちらに」


 水晶かな?多分。

 手を置くとパァ〜っと光る。光と言っても微弱。

 ………お?木の箱からカードが出てきたぞい?。

 アレか?ステータスカードとかプレートとかそんなんか。


「そちらのステータスカードを見てください」


  ん?やっぱりそんな名前なんや。え〜っと?



 ????  16歳  

 種族 人間 ◆Lv(レベル).1

 ◆MP(魔力)5◆HP(体力)15

 ◆平均筋力値5 ◆平均速度値5

 ◆防御力5 ◆器用値5

 ◆精神力5 ◆幸運値5

 ◆スキル一覧

 過去を喰らいし者(パストイーター)|強靭な胃袋|

 ◆SP(スキルポイント)

 初期20

 ◆称号

 異世界人



 ん〜?。この世界の基準とか分からんけど、クソ雑魚では?というか、兵士と姫様こそこそ話始めましたけど?。

 お?まとまった?かな?。兵士たちが寄ってきまして〜?。両手掴まれまして〜?。入ってきた扉の向かいにある木の扉と鉄の扉の鉄の方が開きまして〜?。そこに投げ入れられて?。

 真下を見るや…………先が見えない大穴。

 あ、これ死にましたわ。

 重力に逆らわず、奈落の底に落ちた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ