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事務員の手紙
その頃、メレディスは自宅であるシェアハウスの一室で、手紙を書いていた。
「親愛なるお母様
月日が経つのは早いもので、僕が大学を卒業してから、もうすぐ1年になります。
仕事にはもう慣れましたし、職場のみんなはとてもよくしてくれています。
ときどき妙な依頼が舞い込むこともありますが、それは調査団のみんながあの手この手で解決しています。
僕は至って元気に過ごしています。
お母様も体に気をつけて、どうか元気に過ごしてください。
あなたの大切な息子、メレディスより」
ここまで書ききって、メレディスは大きなため息をついた。
嘘は書いていないが、手紙には書けない事象は山ほどある。
正直にすべてを書いてしまえば、母親は卒倒してしまうだろう。
第一母親は唯一の息子である自分に期待しているが、自分はその期待にとうてい応えきれていないだろう。
そう彼は考えた。
さらにどうしても自信が持てない自分に嫌気が差した。
団長にしても、自分を買いかぶりすぎだとは思う。
だからといって、仕事が嫌な訳ではない。
どうすればよかったのかという、答えの出ない問いに直面して、メレディスは再びため息を吐いた。




